もしや何かと交信している?→気にしないことにする。 | ヒハ ノボル

ヒハ ノボル

発達凹凸ありの小学生男子の母です。
生まれは関西、ほぼ東北育ちで、今は関東在住。
漫画好き。最近の趣味は、フラワーエッセンス。

赤ちゃん(幼児)や、猫などの動物は、普通の人に見えないものが見えている…。

時々、そういう話を聞きます。

虚空をじっと見つめていたり、何かを目で追う仕草をしたり…など。

 

ヒノデさんも、小さいころそういうことがありました。

そこから大きくなって、会話できるようになった3歳前後のこと。

 

夜ねかしつけをしていると、ヒノデさんが

「おかあさん、きんちゃん」(5歳くらいまで、ママじゃなくおかあさんと呼んでいた)

と言い出したんです。

時々聞く名前でしたが、療育仲間でも、近所にも、“きんちゃん”はいません。

ぬいぐるみにつけた名前かな…とも思いましたが、様子見てるとそうでもないらしい。

この時期、会話できるようになったとはいえスムーズではなく、

こちらからの質問はスルーされることが多かった…。

ので、何度か「きんちゃん、どこかで会ったっけ」など聞いてみたけど

よくわからなかったんです。

その日も、また出たきんちゃん…と思いつつ、ダメ元で質問してみました。

そしたら、なんとなーく、会話が成立。

 

 

 

「きんちゃんって、おかあさんも会ったことあるお友達だっけ?」

 

「きんちゃん、友達だよ」

 

「どこで会ったっけ。療育園にはきんちゃんて名前のお友達、いないよね?」

 

「きんちゃん、いるよ」

 

「えー。でも、おかあさん知らないよ。どこで会ったっけ」

 

 

ここでヒノデさん、ニコニコしながら言うことには

 

 

 

 

 

 

 

「きんちゃん、いるよ。ドアのとこ」

 

 

 

 

 

 

 

ヒイィィィィィィィィィィ!!

 

 

 

 

ヒ、ヒノデ君、キミが見てるドアのとこ(ていうかふすまのとこ)には

 

お母さん、何にも見えないんですけどオォォォォ????

 

 

 

 

と、いうことがありました。

 

 

 

ちょいちょいそういうことがあって、

最近は何か見えてる?というより

何か聞こえてる?的な言動がありましたが

あまり気にしないようにしていました。

というか、普通のお友達のことを話すのと同じような対応をしていました。

 

 

子どもたちの中には、

「空想上の友達」、イマジナリーフレンドを持つ子が、結構いるらしいですね。

多くの場合、言葉を使うようになる2歳ころから、

8歳ころまでの子どもに見られるのだとか。

また、「空想上の友達」を持つ子どもの7割は、

一人っ子か第一子である、という研究結果があるそうです。

基本的には、子どもの感情面での発達の一部であるとして

そうした言動が見られても特に心配しなくてよい、とされているようです。

ただ、「空想上の友達」にばかり興味を持ってしまう場合や

「空想上の友達」から良くない影響を受けているようなときは

専門家に相談した方がよい、とされています。

そして何より、親が「空想上の友達」を無視したり否定することは

絶対やめましょう、とありました。

 

ヒノデさんの場合、「会話している」だけでなく

何か見えてる?みたいなところがあったので

「空想上の友達」なのかどうか、よくわからないと思いながらも

本人は楽しそうだし、それだけに夢中になってるわけではなかったので

あまり気にしなくていいか、と思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近はあまり言わなくなっていたのですが、

先々週あたりから、またちょっと気になることを言ってたんです。

今度は、「ママ~、きったん」と。

あー…今度は「きんちゃん」じゃなくて「“きったん”かー」

と思って流してたんですが

ある日お風呂入りながら聞いてみたんです。

 

「きったんとはどこにいるの?」

 

「学校の帰り道でよく会うよ」

 

(あれ?普通の子どもかな)と思っていたら。

 

「きったんは、世界で10人しかいないんだよ」

 

「は?他にもいるの?きったんって名前じゃないの?」

 

「きったんは地球に来てから、モンゴルにいて、

それから中国にいって、韓国にいって、そのあと日本にきたんだよ」

 

「・・・・」

 

 

 

 

 

───「地球に来てから」?

 

 

なにそれ。

 

え、まさか、きったん、宇宙人なの?

 

 

 

ふと、思い出しました。

発達凹凸っ子のお母さんたちが

「うちの子の相手してると宇宙人と話してるみたい」と言ってたのを。

ネットでも、療育仲間のママの話でも、耳にしたことがあります。

…そういうことか?(←どういうことだ)

 

 

 

 

それはさておき。

さらに浮かんだのが、

そういえば大昔、“契丹(きったん)”って国があったな…ということでした。

場所は確かモンゴルのあたりじゃなかったっけ。

後で調べてみたら、やっぱりそんな感じでした。

画面中央から左寄りの、イエローのマル印↓

 

Wikipedhia掲載画像より

 

現在のモンゴルの東の端っこあたり。

上の地図は、中国が唐の時代のものですが

契丹人の国は1000年くらい続いたみたいです。

よって、時代によって国の位置や大きさは違いますが、

位置的にはまあ大体こんな↑感じ。

そして、現代の地図↓

 

http://www.asahi-net.or.jp/~dx7y-ari/zatsuzatsu/zakki0408_map.html

より画像お借りしました

 

現在の地図で見ると確かに、

ヒノデさんが言ってた

 

きったんは地球に来てから、モンゴルにいて、

それから中国にいって、韓国にいって、そのあと日本にきたんだよ」

 

というコースをたどることは、地図的に可能ではあるんだな…。

 

が!

 

ヒノデさん、世界地図とか見る機会はほとんど無いと思われ…。

食卓の横の壁に日本地図は貼ってますが、世界地図は家にはない。

保育園の壁には貼ってあった気がする。

でも、いつだったか地図を見てアメリカがどこかもわかってなかったのに

モンゴル・中国・韓国の位置関係をどこでおぼえたんだろう。

 

 

 

…考えても仕方ない。

 

ちなみに、さっきのヒノデさんとの会話には少し続きがあります。

きったん、「地球に来てからモンゴルにいて…」ってことは

「地球に来る前、どこから来たの?」…と思ったので、聞いてみたのです。

ダメ元で。

 

 

 

そしたら。

 

 

 

 

 

 

 

 

「きんもくせい から来た」

 

 

 

 

 

 

 

…とのこと。

 

息子よ。

宇宙に「きんもく星」はない。(はず)

「金星」か「木星」だったらあるけど。

もしくは、地球上に金木犀という樹木ならある。

 

うちにある『宇宙』の図鑑、何度か見てたことあるけど

「金星」と「木星」がごちゃまぜになってんのかな。

 

 

 

 

「きんちゃん」やら「きったん」やら(その他にもいたりする)

彼らが、ヒノデさんの「空想上の友達」なのかどうかはともかくとして

いずれにせよ、あまり気にしないことにしてます。

 

密かに師匠と呼んでいる方からは

 

目の前の現実がもっと楽しくなって、

そこにフォーカスするようになれば、

自然とそういう言動はなくなっていくはず

 

と、アドバイスいただいています。

 

 

本人に何かが見えてるにせよ、ふざけているのにせよ、

それを責めたり「嘘つき」呼ばわりするなどの対応はしない方が良い、ということでしょうね。

 

「空想上の友達」の場合も、

子どもの感情面での発達の一部なので心配しなくて大丈夫…とはいえ

「孤独」や「心の傷」が影響して、

「空想上の友達」を持つ場合がある、としています。

 

つまり、「生きづらさ」からの逃避行動の一形態…ということになります。

 

発達に凹凸のある子どもたちは、

「生きづらさ」を抱えていることも多いと思います。

ヒノデさんも、やっぱりそうなわけで、

基本、天真爛漫で楽しそうにしていても

かんしゃくを起こしては「どうせオレなんか!」と

たびたび自己否定をしています。

だから、現実と向き合うことの難しさや戸惑いから逃れるために

「きんちゃん」や「きったん」に注目してしまう…というのも頷けます。

 

 

 

目の前の現実がもっと楽しくなって

 

そこにフォーカスするようになれば

 

自然とそういう言動はなくなっていくはず

 

 

 

ヒノデさんの自己肯定感が上がること。

今よりもっと、現実の生活を楽しむことができるようになること。

これに尽きるのかな、と。

 

 

 

 

ちなみに、バッチフラワーレメディで

「夢見がち」な人や空想の世界に入り込んでしまうタイプの人向けで

「逃避」に分類されているのが、クレマチス

地に足をつけて、目の前の現実に集中できる方向に持って行ってくれます。

ヒノデさんのような、発達凹凸がある人だけでなく

「目の前のことに集中できない」「空想や妄想にふけってしまう」

「映画や漫画など架空の世界に夢中になって、現実生活がおろそかになる」

ような傾向が、一時的にでも出ている場合、役に立ちます。

 

クレマチスで、ふわふわと目に見えない世界から現実世界に注目を向けつつ、

空想の世界に「逃避」してしまう、その原因を見つけて統合していく。

自己肯定感が低い原因が「被害者意識」にあるならウィロー

過去のトラウマが関係してるならスターオブベツレヘム

他にも、絶望や悲しみ、無力感に対応するレメディがあり(全38種類)、

いろんな組み合わせが考えられます。

 

バッチフラワーレメディ、おもしろいですよ~♪