師も走る12月。

クリスマス、年末年始、各種お祭り

なにかと賑やかな感じのする季節なのに

その合間、幕間の静けさは

なんだか得体のわからぬ希望に満たされていく。


冬の風が勢いよくタッチしていく木々の梢

鳥たちのさざ波を聞いて、朝、また新しい世界。

年越しの序幕、外の景色を見上げながら

ヒーターの前でうずくまり温かいお茶を

(白湯でも、コーヒーでも、紅茶でも)

ぼんやり飲むのである。


呼吸が整う。

すなわち幸せである。


実は3年前くらいから、

ほぼ、サボることなく朝食がメロンパンである。

窓を開け放ち

メロンパンを日の光にかざしてから食べる。

味や栄養というより、陽射しを食べる時間なのである。


太陽の光を食べさせてもらっているのだから

食べ物に対する、

メロンパンに対する感謝と慕情はいよいよ深みを増してゆく

この起きがけの儀式は不思議なくらい飽きが来ない。


呼吸が整う。

すなわち幸せである。


静謐に満たされる特別な場の中にいる。

ボーっとする時間は

今の私たちにとって大切な時間である。


人はわずかな時間、

「特に何もしない時間」が

ほんの3分さえあれば

その白紙のすき間に天空がアイデアを残してくれるときがある。


かくして、メロンパンは私の寺院となった。

食べ物は、これからあなたの一部になってくれる。

食べ物は、これからあなたの生命になってくれる。

だから愛して食べるのである。

それは食べ物のカミサマから内なるカミサマへのバトンタッチの時間となる。


呼吸が整う。

すなわち幸せである。


ありがとう。メロンパンさん





太陽のアトリエ