きまって旅先から戻ってくると

何か精神的お土産を楽しみにしたものである。


10年ぐらい前に沖縄に出かけたときは

ありとあらゆる場所にいる

シーサーに飛び上がるほど感動して

欣喜雀躍、帰りの飛行機は

自分がシーサーを作ることで胸がいっぱいだった。

(そのとき運良く、陶芸用の土はあったから、たくさんシーサーを制作できた)


最近、海から帰ってきたから

なにかフツフツとインスピレーションが

あるであろうと期待していたのであるが

・・・ありゃ?

特に何も湧いてこない。


ポケットの中を探し、

自分のパンツの中を探しても

内面の何か変化はいっこうに分からなかった。


ショボンとして

あきらめたような頃に変化は始まった。


帰りがてら、

空港内で何となく買った本が呼び水のように

次の本へと案内してくれる。


Amazonのおすすめに

これから読んだほうがいい本が押し寄せてきた。

あれも読みたい、これも読みたい。

感謝、ときめき、感謝なのよネ。


つまり、

母なる地球がプレゼントしてくれた

今回の旅のお土産は

「読書の夏」であった。


解説:

このところ好きな本の内容は憶えていても

なぜか去年までの

梅雨の時期の記憶を思い出せない。

ついでに言うと

きのう食べたものを忘れ、

今朝、食べたものすらぼんやりしている。


それとは別に

砂浜に座って

潮風の薫りの中で

読書した時間は永遠である。



いつも読んでいただきありがとうございます🩵🍧🩷

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