私のところにいる霊的存在たちは基本的に自然エネルギーなどを栄養としているようですが、それはそれとして、彼らは私と、私が食べたものの味わいを共有することができます。味わったところで栄養にはならないので、娯楽の一種とも言えますね。
味わう条件は『私と同じ場にいて、味覚共有を望むこと』です。なので各々苦手な食べ物は無視していますし、天使のエリちゃんに至っては全く味覚共有しない=人間の食事に興味がないとのことです。
当然ながら何が好きかは個人によって全く異なります。一人例を上げれば、黒龍(銀龍)の黒鉄ちゃんは『甘い物、辛い物、野菜が好きで、苦い物と肉が嫌い』という傾向があります。うちにいる方々の間ですと甘い物やハーブティーの人気があります。

彼らは食べたいものがあると視覚・嗅覚の面で注目させて私に買わせようとアピールすることがあります。また、彼らが感激するほど美味しく感じた場合は私も驚くほど美味しさを実感します。この体験を強く感じたのは黒龍の黒曜ちゃんと一緒に特定のポテトチップスを食べたときでした。

ところで、逆に彼らに『特定の食べ物を選ばないように』誘導されたこともあります。彼らが食べたくないから……ではありません。食べたくなければ無視すれば良いだけですからね。
とあるファストフード店での話です。セットドリンクを選ぶとき、限定品か通常メニューのお気に入りの味かで迷いました。限定品は既に飲んだことがあり、せっかくなので期間終了前に飲んでおきたい気分である一方、もう飲んだから今回はいいかな、という気持ちも起きてきていました。結果として通常メニューを選びました。
その後、私の後ろに並んでいた見知らぬ方が限定メニューを頼む声が聞こえました。それと同時に店員さんが「〇〇(限定)味終了です」と他の店員さんに伝達したのです。
限定味はその方のオーダーが最後の一杯分だったのです。即ち、私が限定味を選んでいたら後ろの方は限定味を選べなかった訳です。
これはタイミングが良すぎます。何かの誘導があったかな?と感じて帰宅後に霊的存在たちに尋ねました。そうしたら紅龍の日華ちゃんが「後ろの人が限定味を選ぼうとしているから譲ってあげて」と私に伝えていた、と教えてくれました。

霊的存在たちは周りの方々の心を感じ取っているので、他の方々のささやかな希望を叶える・タイミングの巡り合わせを調整するために、繋がっている人間である私の行動を誘導することもある……と体験した話でした。