8月4日(土)
20:30
ちゃびんを迎えに暗い森の中の遊歩道を歩く羽目になった。
俺はいの一番に「行く」と言ったが、あとに続いたのはショータのみ。
残りの連中は皆聞こえないふりをしてほうっかむり。
…な、なんて薄情なやつらなんだ!!
そらぁ確かに熊が出る夜道を歩きたくはないが、
それこそちゃびん1人でなんか絶対来れねぇよ!
やっとのこと重い腰を上げたナオと3人でいざ遊歩道へ!
ヤバい!暗い!怖い!
これはアカン。
懐中電灯なかったら完全なる闇。
うっそうと生い茂る森…。
熊が出たらジ・エンド。
レベル10程度でギガンテスにエンカウントするようなもんだ。
とりあえず絶え間なく会話をしながら歩く。
しばらくしてそれは起きた…。
真っ暗な茂みの中から
「グルルルル…!」
と、唸り声が微かに聞こえた。
瞬間的に「熊だ!」と思った。
そして「近い!」
距離にして10~20mぐらい。
一瞬懐中電灯をそっちに向けてみたが真っ暗で何も見えない。
会話に夢中で2人は今の唸り声に気付いていないようだ。
「俺の聞き違いか?下手なこと言って恐怖心を煽る必要はない。きっと気のせいだ」
と、自分に言い聞かせ、何も言わずに会話を続けた。
ホントにヤバい!頼む!無事キャンプ場に戻らせてくれ!
今までの人生でNo.1の恐怖体験。
幽霊だのなんだのなんてのは全く信じてないから1コも怖くないが、熊はヤバいでしょう。
リアルに死ぬもの…。
そして何故自分たちがこんな目に遭っているのかという怒りの矛先がちゃびんに向く。
17時半ぐらいに仕事終わったって言ってたのに、なんでこんなに遅くなったのか!?
すぐに家を出れば十分ボートに間に合ったはずなのに!!
一体何をうすらかすらしてたんだ、あのハゲチャビンは!?
あいつはマサルと同じバンガロー確定だ!!
と、ちゃびんに対する不平不満が会話の大部分を占める。
キャンプ場の人に教えてもらった近道は見逃して遠回りするし、歩き疲れて心身ともにボロボロ…。
道の途中にあった他のキャンプ場でようやくちゃびんと合流。
あのときのちゃびんのホッとした顔は忘れられん。
さっきの唸り声が気にはなるが、道はそこしかないので、歩いてホームに戻る。
無事生還!!
怖かった!ホントに怖かった!
30分ぐらい歩き回っただろうか?
とにかく熊が出なくてよかったよ。
「最初の方でさ、動物の唸り声しなかった?」
ってショータとナオに聞いたら、
ショータが
「しましたよね!?俺も聞こえました!あれ絶対熊ですよね!?ヤバいなって思って黙ってましたけど…」
…気のせいじゃなかったんだ…。
やっぱいたんだ…。
危なかった…。
あーもう、それもこれも全部ちゃびんのせいだ!
ちゃびんはマサルと同じバンガローで朝まで寝付けなきゃいいんだ!
とりあえずまぁ、ようやっと8人全員が揃った。
長い夜が始まる!
ちなみに、ナオは唸り声には全く気付いてなかった。
幸せなやつ…。
つづく。
20:30
ちゃびんを迎えに暗い森の中の遊歩道を歩く羽目になった。
俺はいの一番に「行く」と言ったが、あとに続いたのはショータのみ。
残りの連中は皆聞こえないふりをしてほうっかむり。
…な、なんて薄情なやつらなんだ!!
そらぁ確かに熊が出る夜道を歩きたくはないが、
それこそちゃびん1人でなんか絶対来れねぇよ!
やっとのこと重い腰を上げたナオと3人でいざ遊歩道へ!
ヤバい!暗い!怖い!
これはアカン。
懐中電灯なかったら完全なる闇。
うっそうと生い茂る森…。
熊が出たらジ・エンド。
レベル10程度でギガンテスにエンカウントするようなもんだ。
とりあえず絶え間なく会話をしながら歩く。
しばらくしてそれは起きた…。
真っ暗な茂みの中から
「グルルルル…!」
と、唸り声が微かに聞こえた。
瞬間的に「熊だ!」と思った。
そして「近い!」
距離にして10~20mぐらい。
一瞬懐中電灯をそっちに向けてみたが真っ暗で何も見えない。
会話に夢中で2人は今の唸り声に気付いていないようだ。
「俺の聞き違いか?下手なこと言って恐怖心を煽る必要はない。きっと気のせいだ」
と、自分に言い聞かせ、何も言わずに会話を続けた。
ホントにヤバい!頼む!無事キャンプ場に戻らせてくれ!
今までの人生でNo.1の恐怖体験。
幽霊だのなんだのなんてのは全く信じてないから1コも怖くないが、熊はヤバいでしょう。
リアルに死ぬもの…。
そして何故自分たちがこんな目に遭っているのかという怒りの矛先がちゃびんに向く。
17時半ぐらいに仕事終わったって言ってたのに、なんでこんなに遅くなったのか!?
すぐに家を出れば十分ボートに間に合ったはずなのに!!
一体何をうすらかすらしてたんだ、あのハゲチャビンは!?
あいつはマサルと同じバンガロー確定だ!!
と、ちゃびんに対する不平不満が会話の大部分を占める。
キャンプ場の人に教えてもらった近道は見逃して遠回りするし、歩き疲れて心身ともにボロボロ…。
道の途中にあった他のキャンプ場でようやくちゃびんと合流。
あのときのちゃびんのホッとした顔は忘れられん。
さっきの唸り声が気にはなるが、道はそこしかないので、歩いてホームに戻る。
無事生還!!
怖かった!ホントに怖かった!
30分ぐらい歩き回っただろうか?
とにかく熊が出なくてよかったよ。
「最初の方でさ、動物の唸り声しなかった?」
ってショータとナオに聞いたら、
ショータが
「しましたよね!?俺も聞こえました!あれ絶対熊ですよね!?ヤバいなって思って黙ってましたけど…」
…気のせいじゃなかったんだ…。
やっぱいたんだ…。
危なかった…。
あーもう、それもこれも全部ちゃびんのせいだ!
ちゃびんはマサルと同じバンガローで朝まで寝付けなきゃいいんだ!
とりあえずまぁ、ようやっと8人全員が揃った。
長い夜が始まる!
ちなみに、ナオは唸り声には全く気付いてなかった。
幸せなやつ…。
つづく。



