ご無沙汰いたしました。

新年早々、うっかりマイコプラズマ肺炎などというものに罹り、
少しばかりポケモンセンターに預けられていたユンゲラー江口です。

インフルエンザなども流行っていますので、どうぞお気をつけくださいね。

さて、
昨年は万年筆の楽しさに目覚め、初心者ながら楽しんでいますが、
ノートや手帳の紙質によっては、インクが乾くのに時間がかかり、
書いてすぐに閉じると、隣のページを汚してしまうことがあります。

そこで、
こんなものを導入しようかと思うのです。
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ブロッターです。

半月型の曲面に、インクの吸い取り紙を付けて、
書いた文字の上でコロンと転がすと、余分なインクが吸い取られるのです。

子どもの頃に、父の書斎やピアノの先生のお宅に置いてあったことを思い出して懐かしく、
今も使われていることがわかって
嬉しくなりました。

こちらは先日ご紹介したフランスのエルバンから出ている木製のブロッターです。
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グリップの背が高いのが特徴で、
8.4cm×4.7cm。高さが7.2cm。
吸い取り紙のサイズは12cm×4.5cmです。

こちらはお洒落なガラスペンで有名なイタリアのルビナート社製。
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木製にメタルグリップが付いていて、サイズは7.5cm×4.5cm。高さは4cm。吸い取り紙のサイズは、11.5cm×4.5cmです。

1番最初の写真は、ルビナートの真鍮グリップのタイプで、この他に木製グリップのものもあるようなのですが、
今は在庫がない様子です。

ルビナートではセットものも多く、ミニサイズのブロッターが付いているセットが見つかりました。
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真鍮のミニブロッターが付いています。サイズは5cm×3.5cm。(高さの表示はありませんでした。)

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こちらのミニブロッターは珍しいガラス製。サイズは4.5cm×3cmです。(こちらも高さの表示はありませんでした。)

こんな可愛いサイズなら、持ち歩くこともできそうですね。

こちらは日本のコレクト社製。
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木製で、グリップがプラスチックです。
吸い取り紙を付ける曲面にフェルトが貼られていて、
紙の上で転がす時にフワリと優しい感触がするそうです。
サイズは14.5cm×7cmで、高さは5cm。吸い取り紙のサイズは20cm×6cmです。

同じコレクト社製で、変わった形の樹脂製のものもありました。

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サイズは14.5cm×6.5cmです。

そして、
こちらはチェコのアンティーク

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イギリスのバザールもの
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イギリスアンティーク薔薇&リボン
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検索してみると、美術品のようものや、金メッキのものまで、
大きさや価格も様々でした。


コレクト社のブロッターは、クッションのフェルトがいいなと思いますし、本体もリフィルの吸い取り紙もお手頃価格でありがたいのですが、
グリップがプラスチック製で、少々残念なのです。

グリップを交換したり、アクリル絵の具などで絵を描いたりしてもいいかもしれません。
家具用の陶製や真鍮製のグリップは使えないかと検索していましたら、
アサヒヤ紙文具店の店長さんが、ブログで詳しく解説されていました。

アサヒヤ紙文具店 店長日記


ブロッターの交換用吸い取り紙を手帳に挟んでおくのもいいかもしれません。

文字を書き込んだら、吸い取り紙をページに挟んで閉じれば、
栞替わりにもなって一石二鳥ですね。

ラミーのインクボトルに付いている吸い取り紙をしのばせておけば、
ちょっとした書き込みなら対応できます。

吸い取り紙は
ティッシュなどとちがって、
インクを吸い取ってすぐに紙に押し付けてもインクが付かないので、
繰り返し使えます。

使用頻度にもよりますが、
標準的なサイズのブロッターですと、吸い取り紙1枚で2~3か月は使えるということです。

朱肉やスタンプインクではどうなのでしょうか。

購入したら、様々なインクで試してみて、ご報告したいと思っています。