少し気が早いのですが、今度のお正月にはお着物を着たいと思い、選んでいて、ふと思い出したのが、このノート。
榛原ノートです。

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榛原ノートは、
志賀直哉の小説「暗夜行路」にもその名が出てくるという、日本橋榛原の千代紙を表紙にあしらったノートです。

表紙は8種類あります。

こちらは桜です。

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千代紙らしい桜のデザインが秀逸です。
残念ながらホームページでは、現在、在庫がなくなっているようですが、
桜の季節にはまた出るのではないかと期待しています。

こちらは重陽(ちょうよう)。

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重陽の節句(9月9日)は、菊に長寿を祈る日。奇数(陽)の中で1番大きな9が重なる日なので、重陽というそうです。

次は、色硝子。

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幾何学的なデザインがみごとなバランスで、粋な印象です。

そして、松竹梅。

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お正月飾りの松竹梅のイメージとは違ったさりげないデザインで、季節を問わず持てそうですね。

どれも可愛くて、全部欲しくなってしまいました。

この榛原の千代紙は、明治11年の日英文物交換や、その後の博覧会などに出品され、
現在もヨーロッパ各地で所蔵されているそうです。

上質紙を使用していて、筆記には万年筆やボールペンが適している
ということです。

横罫には明治期榛原の飾り罫を復刻したとのことで、
なんとも味わい深い、レトロな雰囲気があります。

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また、180度開く糸かがり製本で仕上げてあり、160ページと手頃な枚数です。

サイズは、縦16.5㎝、横11.2㎝。
トラベラーズノート レギュラーサイズの縦が4.5cm短くなったくらいのサイズで、
モレスキンのラージサイズとポケットサイズの中間といった感じです。

サブノートとして、トラベラーズノートやモレスキンと合わせて持っても素敵です。

お値段は1冊1470円。
ちょっとした贈り物にしても、気が利いています。

色硝子など、男性が持ってもよさそうです。

和服をキリッと着こなした男性が、こんなノートを持っていたら、
粋すぎて惚れてしまうかもしれません。(注:その他条件がある場合があります)

日本橋榛原では、この他にミシン目が入った蛇腹便箋や一筆箋、
竹久夢二が描いたオリジナルのシリーズなどがあります。

画像はすべてホームページからお借りしました。

東京に出かける時には、ぜひ立ち寄ってみたいと思っています。