同じ房総の海なのに全く雰囲気が違う。
内側をホームとしているがたまに外側の海を見たくなることもある。
ただ外房に雨模様は似合わない気がしている。
だから梅雨に入る前の太平洋に会いに行った。

対岸に三浦が構える内房とは異なり、水平線だけがきれいに見える。
広大無辺とはこのことだろう。
こんな海にルアーをキャストするのも悪くない。
ダートするワームに小サバが食い付く。
この時期はどこの漁港でもせわしなく回遊している。
もっと大きければ引きを楽しめるのだが、漁港内にたむろしているのはこのサイズが中心となる。
鉛筆に例えられるが、それよりも細いカマスが釣れた。
攻撃的な性格で果敢にルアーにアタックしてくる。
夏から秋にかけてもう少しまともなサイズになるだろう。
ランガンというわけでもなく、ただ気が向くままに南へ車を走らせる。
少しだけ開けた窓から入り込む乾いた海風が気持ちいい。
千倉までやって来た。
ここまで来ると外房ではなく南房になる。
「夏の始まりは南房総から」
地元ラジオ局のキャッチフレーズ通り、一足早い夏を感じられるエリアだ。
さすがに釣り人は少なく、余裕を持って竿が出せる。
ワカシの幼魚が迎えてくれた。
小さいながらも回遊魚の子供だけあって引きは強い。
早く大きくなるよう手早く撮影してリリースする。
先細る房総半島は、白浜まで下ると西海岸への横断も楽にできる。
館山まで出てから内房なぎさラインを北上する。
ホームの鋸南で車を止めて、沈む夕日を見ながら1日を締めた。
予報ではあと数日で梅雨入りしてしまうという。
少し鬱陶しいが、長雨が終われば今年も大好きなディープ・ブルーのシーズンがやって来る。