少し、時間が空いてしまいました。
統合失調症には、色々な症状の違いがあるみたいです。
「陽性症状」「陰性症状」「認知障害」等の言葉はよく目にかけるのですが、
その中でも具体的な症状が異なるようです。
私の妻は、発症してから半年が経ちますが、陰性症状が殆ど出ません。
陽性症状としては以下の通りです。
・盗聴器が家の中に仕掛けられている。
・盗撮されている。
・夫や実母はぐるである。
・夫は不倫をしている。
といった、症状です。
この症状ですが、凄く難しい問題が隠れています。
統合失調症の治療として、周囲のサポートが必要であることは
さまざまなサイトや専門家のコメントでも出ていますが、
サポートする周囲に対して妄想のターゲットが当たっていることから、
良かれと思ってサポートをしようとしても、
そのサポートが更なる被害妄想につながると言うものです。
そのため、一生懸命
「私だけは信じて」
「困ったことがあったらサポートするね」
と気の利いた言葉を発するものなら、
「何を隠しているのか?」
「あなたが何も解決しないからこんなことになるんだ」
「あなたがなんとかして」
「私はもうここには住めない」
「一人暮らしする」
「携帯もいらない」
と言ったことに発展し、それが理由で喧嘩となってしまいます。
喧嘩と言っても、一方的に向こうがイライラして私が彼女の安心に入る余地なし。
という表現が適切かもしれません。
投薬としては、
「エビリファイ」「ワイバックス」を投与しており、
薬の投与も継続的に実施しているのですが、時々症状が発生してしまいます。
発症当時は、症状の発生時間が凄く長かった感じでした。12時間/24時間中がほぼ毎日と言った感じです。
今は、発症してから半年たったのもありますが、一週間に一度数時間の苦しみと言った感じに見えます。
実際にどれくらいの頻度でどれくらいの時間その症状が発生しているかについては、彼女にしかわからないですが、
客観的に感じる頻度としてはこのような程度です。
と言うこのような状況に陥った事もあり、
別々に暮らすという選択をしたのもありました。
症状のピークの時には一緒に住んでいられないほどに厳しかったです。
統合失調症に自ら直面して感じることは、脳の神経系の病気であることは
理解しているのですが本当に難しい病気だと感じました。
ケガのように、治癒と言う概念があまりなく、寛解と言う表現を使い、
更に再発率が高いことを鑑みると安定した生活を継続するためのリスクにもなります。
ポイントとしては、以下の通りです。
(1)仕事に支障がでる。
仕事中に電話が頻繁にかかってきたり、LINEでのメールがひっきりなしにきます。
無視すれば良いではないか?と言う意見もあるかもしれませんが、その文章を目にしてしまった
時に平常を保つことが難しくなってしまいます。おそらく、それは彼女のことを本当に大切に思っているが
故にのことだと思います。本当に興味がない人であれば、その人の人生になんて興味がないはずなので
何も感じないのだと思います(少し、言葉が乱暴でしたね。すみません。)
この仕事中の連絡もいつも二人で話し合いをして、本当に必要な時だけ連絡するようにしようね。
と言うことで合意するのですが、翌日になると自身の症状が辛いのか、その約束が破談してしまっています。
その毎日が繰り返されるので、どうしても仕事に支障が発生してしまうと言うことです。
(2)子供の育児に支障がでる。
これも重要な問題です。統合失調症の患者のブログを色々と読ませてもらっていますが、
病気は患っているものの、子供が大きくなって自己解決してくれると言う人は良いのですが、
私たち家族の子供は、まだ幼稚園児です。そのため、朝は弁当を作り、幼稚園まで送り迎えが
必要となります。私たちが、現在別々に暮らしている要因の一つとしてこの問題も関連しています。
子供は成長盛りにもかかわらず、幼稚園にいけないという日が続き、それを心配した先生やママ友が
余計なお節介し、それがまた彼女の妄想に火を付けると言った悪循環になってしまいます。
なら、保育園なら良いのでは?と言う選択肢もあると思いますが、これは真剣に考えていかなければならないと感じました。
私自身は保育園でも良いと思っていますが、この後に及んでも妻は、幼稚園での教育を望む側面もあります。
症状が出ない時の、理性と、症状がでて実際に自分の責務が果たせない時の状態が相互し更に
本人のイライラにつながっているのではと言う推測も出来ます。
少し長くなりましたが、今日はこの辺で。チャオ。