筆跡診断士として活動を始めてから、
私は「文字が心を映す鏡」だと、何度も実感してきました。
不運を引き寄せてしまう人の文字。
幸せを呼び込む人の文字。
面接前に書く名前の大きさでわかる、本当の気持ち。
そして、自分の名前を見つめることで気づく、今の自分。
そんな日々の中で、私自身も文字に支えられています。
サービス業のパートでは、お客様から厳しい声をいただくこともあります。
誤解されて、辛くなることもあります。
でも、その思いを引きずって仕事をすることはできません。
そんなとき、私は「迷ったときに見る文字」があります。
それは、筆跡診断士でもある書道家の友人が、
私の思いを受け止めて書いてくれた一文字「祓」。
「祓」は、私にとって特別な文字です。
心の中に溜まったモヤモヤや、悲しみ、怒りをそっと祓ってくれるような気がするのです。
彼女が書いてくれたこの文字を見て、
私は何度も癒されてきました。
そして今では、自分でも思いを込めて「祓」を書いています。
それだけで、セルフケアができる。
文字には、そんな力があるのです。
これまでの投稿を通して、筆跡が心に与える影響をたくさんお伝えしてきました。
「あなたの文字は、あなた自身を癒す力を持っている」ということ。
もし、今少しでも心が揺れている方がいたら、
あなたにとっての「祓」を見つけてみてください。
それは、あなたの心をそっと整えてくれる一文字かもしれません。
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