お釈迦様は、たくさんの善を教えておられます。 ところが、実際に実行しようとした時に、 選択肢が多くありすぎると、かえって、 実行できなくなってしまうのが私達です。 あるデパートで、同じカテゴリーの商品を24品目と6品目との バラエティがある場合で、どちらが売れるかという調査がなされました。 その結果は、大差でバラエティの少ない6品目の取り揃えで販売した方が、 よく売れるという結果が出たそうです。 洋服屋や靴屋でも、何か自分に合うものを選ぼうとした時、 何百着、何千着となる服や、あるいは、何百足、何千足とある靴の中から、 1つ選ぶのは、難しいことです。 いくつかを店員さんが「お客さんにはこれがお似合いですよ」と 選んで持ってきてくれれば、選んでみようという気持ちにもなります。 ちょうどそのように、お釈迦様は、お経に説かれた、 数えきれないほどのたくさんの善を、 6つにまとめられ、「六度万行」と教えられました。 「度」とは、「渡」に通づる字です。 この世は、難度海と言われ、苦しみ悩みの波が 次から次へとやってくる苦しい海のようなものであると言われます。 その苦しい海のような人生を幸せに渡す6つの善い行い、ということで、 「六度万行」と言われております。 これは、お釈迦様がお経の中にとかえたたくさんの善いことを、 まとめられて教えられたものです。 これを「六波羅蜜」(ろっぱらみつ)とも言われますので、 お聞きになったことのある方もあるかと思いますが、 経営者の方で、仏教の講座に聞きに来られた時に、 これを座右の銘としていると言われた方もありました。 これらは、非常に有名です。 ■布施(ふせ)■ 恵みを与える ■持戒(じかい)■ 時間、約束などを守ること ■忍辱(にんにく)■ あきらめそうな心に打ち勝つ ■精進(しょうじん)■ 精進料理など食べ物には関係ない。 本当の幸福に向かって努力する ■禅定(ぜんじょう)■ 失敗を認める ■智恵(ちえ)■ これらが善いことだと聞かせて頂いて実行する しかも、この六度万行は自分の機に合うものを1つ 実行すれあば、6つ全部実行したことになるとも言われ、 この中から、どれか1つ選んで実行されたら、 6つ全部実行したことになるのです。
あなたのつらい心が、ふっとラクになるお釈迦様の智恵。
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