経験が無い人の批評ってのは、けっこう滑稽なものだと思う。

「ブランド名が刻印されるだけで10倍になる時計なんかバカバカしい」と装飾品を批評したり、

「座って5万のクラブなんかありえない」と夜を舞う蝶女の業界を批評したり、

「1人30,000円のお寿司といっても、食器が高いだけ」と銀座久兵衛を批判したり。

この手の高いもの批評は結構ある。

よく思うのは、この人は経験した上で言ってるのかな?ってなこと。

(いつもではなく、よく。

 数分間2,000万とか半年20億とかっていうあなたも行ける宇宙旅行キャンペーンに

 「数分の宇宙に2,000万なんてバカバカしすぎる」って批評については、

 実際行ったことはないだろうし、行かないからこそできる批評だとも思うので。)

僕に至っては、裕福なわけじゃないけど一通りは経験してからじゃないと批評出来ないっしょ、

という気持ちが強くて、前述のお題3つについては経験はした。

その上で、寿司はまったくその通り。銀座久兵衛は、ハッキリ言ってよくわからない。

「安い割に、、、」とか「高いけど、、、」とか、やっぱり旨さは、

予算と店の雰囲気と素材の旨さの3軸で評価するでしょう。

いつもロシア出身かと思ってしまう魯山人(ロサンジン)が作った食器を使ったコースが

最上級クラスで30,000円。食器は食えない。持ち帰りも×。なら、そこそこの食器でいいじゃん。


僕がミシュランスタッフとして日本国内の寿司屋に☆をつけるならば、

☆☆☆ 鯉鮨(自宅より車10分)

☆☆  銚子丸(自宅より徒歩10分)

☆☆  すしざんまい銀座8丁目店

☆   久兵衛

ってところ。

因みに、「店の雰囲気」でポイントが高く稼げる店は、

「大将、冷2合~」って注文したら、大将が反応する前におかみさん(奥さん)が

「はいはい~」と小走りでのれんをくぐっておかわりを準備してくれる、そんな雰囲気。


ブラントの装飾品とか、高級クラブも、行ってみて思うこととして、「こりゃもったいないな」だ。


で、本題。

iPadが我が家にやってきて1ヶ月。

これも、、、持ってみて思うのは、あると便利だけど無くても不自由しない、ってな感じ。

あると便利、という表現も実は微妙。実はちょっと格好をつけてしまっている。

使わないともったいないから今もPCの横でこっちを向いていて、

PCでも確認できるメールとカレンダーを確認することなんかに使っている。

要は、無くてもよいのだけど、

使ってない=使えてない=飛ぶ鳥落とすapple社の最新機を使えない奴

=ITまるでダメ男君=メールもブログもビジネスもする資格無し=さっさと引きこもって2度とその面見せるんじゃねえ

ということになり。iPadは、とても悲しい自分を発見してしまうことから逃げるために

一生懸命使ってるのかもしれない。(書いてて面白くなったのでかなりネガティブに着地w)


なーんて気分になるもならないも、やっぱり使ってみてからじゃなきゃわかららない。

iphoneもしかり、皆が大騒ぎしてたから使ってみて、結構良くてdcomoから乗り換えた。

iPadはまだ未知数。

でもですよ、ビジネスシーンで「iPadどうですか?」って言われたら「いいですよー」と答えてる僕。。。

そして、iPadは数分で「いいですよー」を実現できてしまう。サラサラっと見せる時用のアプリとか、

覗き込む相手を魅了する使い勝手とかがいっぱいある。


実は微妙かも、と思っている僕のiPadプレゼンによってこの1カ月で購入に至ったビジネスマンや

経営者はおそらく10名以上。(僕はapple社とは何も関連がありませんよ)

iPadの広がりには、こんな僕のような境遇の人たちの影響が、少なからずあるのではないだろうか。