昨日は、いつも良くして頂いているお客様であり、私の先輩であるH氏と新宿の「田むら」という焼き鳥屋さんでご飯を食べながらお話をしました。
H氏は、大衆的なお店には興味がなく、自分の足でふらふらっと街を回っては、パッと見のお店の外観などの感覚でお店を選ぶ方です。特に小さなたたずまいで、その街でずっとやっているような、そしてお店の人が活き活きした目をしているお店が好きだと言っていました。
大将が気さくな方で、トイレで席を立って、ちょっと外の空気でも吸おうかと外にでた時に、大将がいらしたのでお話をさせて頂きました。「田むら」は36年前に新宿三丁目で、大将が25歳の時に脱サラして始めたお店だそうです。大将に失礼ながら「飲食店って、失礼かもしれませんが、毎日同じことの繰り返しですよね。お客さんが来て、同じメニューを出しての繰り返しで、36年間もされていると始めた当初と比べて心境の変化ってありませんか?」と聞きましたら、ニコッと笑顔になってこうおっしゃいました。
「毎日同じことはありませんよ。毎日違うことの連続で新鮮です。来るお客さんは違うし、お客さんと話す内容も違うし。お客さんにおいしいと言ってもらえるように、毎日試行錯誤の連続です。でも、こうやったらおいしくなるとか、こうしたらおいしいと言ってもらえたとか、そうなった時は嬉しいですよね。」
白髪交じりの坊主頭で、白いTシャツに前掛け、お顔にはそれまでの経験を刻み込んできたしわがあって、ニコッと気持ちのよい笑顔をされながらそうおっしゃっていました。
すごいなー。かっこいいなー。
奥様を愛しているともおっしゃっていました。奥様を出会った時よりも愛している、と。涙がでそうになって、でも私も大将のように60歳になった時、同じことが言えるようになりたい、そう思った夜でした。「田むら」さん、またお邪魔したいと思います。ちなみに、焼き鳥は激ウマです。
と、大将のお話で長々になってしまったので、H氏との対談は明日また書きます!H氏からはいつも多くのことを学ばせて頂いていますが、今回のお話では3つのことを心に刻みました。
おの