こんにちは。 日本ライフオーガナイザー協会代表理事の 高原真由美です。
3月10日発売の「Casa BRUTUS No. 193」の表紙、 ご覧になりましたか?
収納特集なのですが、なんとキャッチコピーには
「暮らしをオーガナイズする収納スタイル集」
とあり、真ん中にはドーンと特集名として、
ORGANIZE YOUR LIFE! 収納のルール
と書かれているではありませんか!!
(ORGANIZE YOUR LIFEは、このブログのサブタイトルです。)
ついに時代がついてきたのでしょうか。(笑)
非常に感慨深いことです。
というのも、私が米国のプロのオーガナイザーの存在を知った約10年前、
日本では「オーガナイズ」という言葉が日常的に使われることはほとんどなく、協会設立後も「ライフオーガナイザー」のことを説明するのに、非常に苦労していたからです。
ただ単に片づける、という意味でもなく、整理・収納という意味でもなく、空間だけではなく頭の中や組織そのものや、暮らしや人生までも、
先のことや全体を考え、無理なくうまくすすめるための仕組みを整えること、
という意味で、残念ながら日本語で「一言」で表せる言葉はありません。
一言で表せる言葉がないからこそ、
「オーガナイズ」という言葉そのものを広めようと思い活動し始め約8年。
ようやくこうやってメジャーな雑誌の表紙の文言として使われるまでになり、
本当に嬉しく思います。
(もちろん私たちの活動だけのおかげではないでしょうけど。)
先日、「オーガナイズとは?」 という記事を書きましたので、いまいち意味がピンとこない、という場合は参考になさってくださいね。
ちなみに今号の中身ですが、片づけが苦手という方には決しておすすめできるものではありません。
苦手な方が収納法を考える上で最も参考にならないタイプの本です。
雑誌自体を否定しているのではなく、CasaBRUTUSはそもそも万人受けする雑誌ではありませんし、本来片づけが苦手で、今、モノに溢れた暮らしをしている人のための片づけノウハウを掲載している雑誌ではないからです。
そのため片づけのプロがクライアントへの提案のために参考に、というのもあまりおすすめはできません。
あくまで、
ストレスフリー→すっきり→素敵の3段階
の一番上まで登ってから、役に立つ雑誌です。
(この3つの階段については、またご紹介します。)
とかなんとか言いながらも、私自身は昔から大好きな雑誌で、ちょこちょこ買って読んでいます。
最近雑誌を買って読む、ということが激減しているので、まだ購入しているということは、大ファンの範疇に入るのかもしれません。
・家の中にあるものが、そこそこ好きなモノばかりになってきたけど、もうちょっとどうにかしたい
・ライフスタイルが素敵な人の収納事例に興味がある
・モノの所有量は多いけど価値観は明確
・インテリアのセンスを磨きたい
・スタイリッシュな収納のためのヒントが欲しい
というクライアントをお持ちの片づけのプロ及びご本人にはおすすめですので、是非ご一読ください。
素敵な収納事例の写真を見ているだけでもセンスアップできそうですよ!