春はいまだに来ない
週に3日ほど、ある理由で朝5時半に起きる。今日も起きたら、外の温度はマイナス5度だった。とても寒い。7時半に学校のカフェテリアに行き、コーヒーを飲みながらスクランブルエッグを一口する間、徐々に学生たちがテーブルに座り始める。朝から勉強をする生徒や、音楽を聴いている女の子、テーブルに顔を伏せる男の子、皆それぞれ朝から違う行動をとる。日本の大学生は大学の授業にいかない背景があるらしいが、たとえ授業が朝の8時でもこの学校の生徒は授業をサボることは少ない。意外だ。
春はいまだに来ない
ニューヨーク州のとある大学に進学してから気づいたことがある。それは俺が日本人であること。最近の一つの悩み、大学卒業後、日本で就職するかアメリカで就職するか考えている。当時アメリカに来た時はアメリカが嫌いだった。例えば授業中、政治の話になると様々な違う意見がとびまわりよく頭が痛くなった。そんな中、よく討論中にぼっとしていたら先生に指名され意見を述べさせられた。アメリカが嫌いだった。
春はいまだに来ない
アメリカはもう嫌いではない。しかし日本人として日本は絶対に捨てられない。どの道を選択するかにより、自分の人生が一転するのはわかっている。わかっているからこそ悩む。アメリカ、そのほかの海外のの高校、大学に進んだ日本人の生徒は共感してくれるだろう。アメリカの大学にいると俺は日本人として見られる。しかし、日本に帰るともう日本人だとは思ってももらえない。だからこそ自分とは誰か(Who am I) と自分自身に毎日聞いている。俺が日本人だと思うのはアメリカにいるからだ。日本人として誇りを持ち、友達には日本の凄さを毎日のように話す。その理由は日本人として認められたいためだ。
春はいまだに来ない
寒さや雪のせいで最近悩むことは多い。環境は人の考えに影響を与える。早く春が来て欲しい。
春はいまだに来ない
サンフランシスコはとても綺麗だった。
