明大祭レポ「スタ丼、肉増しで」last part | アナン何なん、アナンなん!?

アナン何なん、アナンなん!?

明治大学一年生...
現在「アナン」都内各所シンガーソングラーターとして活動中...

一次会、俺と飲んでた人は気づいたでしょうが、

俺はすごいペースで飲んでましたよね?


自分でもびっくりするぐらい飲んでました。

結局20分でジョッキ5杯と瓶2本、


それでも意識があって吐き気なんて襲ってこない。少し残念だ。(まだまだ飲めということか。)



それでも働く二年生はすごいって思った。

もっと飲みたいんだろうけど。でも頑張っている後ろ姿になんか心が動いた。




俺がいた中央のテーブルでは活気ある乾杯とイッキしている俺の姿(よくはかなかったな。)








とにかく、俺は自我を忘れるくらい飲みたかったんです。今日だけは。








理由は二つ。

一つ目は、とにかく疲れたから、疲れを忘れるくらい飲みたかったんです。



そして二つ目は。

すべて話すようにしようと思ったから。









サークルでは微妙に有名になっています。宮下との仲。

修復作業ではない、すべて話すってことだけを意識して話した。



俺はいっさい折れないように、でも謝りたいことは謝って。









人種が違う。



そう言うと俺のことを嫌がる人はいるんですけど、二人の中でそれはわかっていること。



内向的改革を起こそうとする人と

外交的維持を起こそうとしている俺。

言ってみればプリズンブレイクするかどうか。















おもしろいですよね、自分とびっくりするくらい違う人がいるって。

それだからいろんなことに嫉妬したりいろんなことを尊敬したり。



「俺はそういうとこ嫌いだ」

「うん、俺も」


「でも俺はそういうとこ尊敬する」

「逆に俺もだよ」



すべて話したんだよね。



まあ酔っていて話の筋は見えないけど、

それでも何とか俺の頭にあるモヤモヤをすべて取り除くように話した。












俺は弱さを見せないってのは弱いことを主張しているように思える。



弱さをもっていない人なんていないってわかっていると、弱さこそが個性として光るってわかるから。

だから俺は自分が弱いって認めている。



でも違う角度から見たら、

開き直りのように思えて、ガキに見えるかもしれない。。。



でも



お前にはお前についていっている人達がサークルにがいるんだから、そいつらにはもっと弱さ見せちゃえばいいんだよ









そんな話もした。









あとさ、ほかにも話したいことなんて山ほどあるけど、また今度なって俺は言った。

酔っていても最低限話せること話したから。










今でもそんときの記憶がある俺が妬ましい・・・


まあ、いっか。






外は寒い空気で埋め尽くされていた。

何枚も着こんでも寒いって思うくらい。でも酔ってたから気にしない。




二次会




下高井戸まで歩いて15分、なにを思うでもなく、ゆっくり頭の中で整理しなら、それでも酔いを覚まそうと早足で。







人は半分近く減っちゃったけど。それでも話したい人と話せた。



しっかりと伝えれてないことがあったから。

しっかりと謝っていなかったから。









なんていうか、俺だってプライドはある。



俺にとってのプライド。

それは

音楽に関して技術はないけど、それでも本気で頑張っているってこと




そんなことをバカにされたくはない。




でも













さすがに言いすぎたってそいつに伝えた。












おれ変わっちゃったのかな。



昔は謝ることなんてばかばかしいって思えてた。

でも

俺は謝ることが唯一の心の壁を取り払うことができる武器だって確信した

だから俺は謝ることをもうばかばかしいとは思わない













二次会、



そいつとばかり話した。3時間くらい。



あと、俺にとって俺を救ってくれた人と話した。

まあこの人とはいっつも話しているわけだが、話した。



話したいことが眠すぎて浮かばなかったが、それでも、俺は今日こんなことをあいつと話し合えたって言えた。



なんか、、、、





本当にいつもすいません。。。



でも



俺思ったことがあるんです。




























朝、俺はギターを取りに学校に行った。



一人での乗る各駅停車にもだいぶ慣れ、あの30分間をゆっくりdsでつぶせる技術を身に付けた。

いつもならiPodがあるけど、どこかに逝ってしまわれた。

窓の外に目を落としながら思う。

ここが芦花公園、ここが下高井戸。

もう場所なんて頭に入っている。








慣れてきた。








降りたホーム、俺はゆっくり深呼吸をした。

なんでかわかんないけど、俺の中で何かが起こる気がして。



校門の周りでは紫のはっぴをはおった人たちがせっせと蟻のように群がり運んでいる。



俺のストールはゆっくり風を切っている。








あのおんぼろ校舎の三階にギターを取りに行くと、二年生の頑張っている姿を垣間見た。



足音の大きさに驚き前を見ると、二年生の束が眼に入ってきた。



疲れって言葉が体中のいたるところに書いてあった。

疲れっていうより疲労

疲労困憊








お疲れ様でした。



それしか言えなかった。



もっともっと最大限の表現ってあるかもしれないけど、それしか言えない俺がいた。







校舎をでる。

校門をでる。



ため息が出る。



やっぱりこの半年間、無駄になっちゃったのかなって思いながら。

すべてを吐き出すように。

ゆっくりと



ため息を出した。




俺は上を向いてあるきすぎたのかもって思えた。



だからそこらへんに転がっている小さな石や、普段ならひっからないであろう段差にも足をとらえられた。









歩道橋をゆっくりと下ると見覚えのあるいつもの道。



その時の気分は少し違った。



途中、なんかヘアーモデルになってくれと言ってきた人がいたけど、そんなものに動かされなかった。










気づけば少し油でぬめぬめしたあのカウンターに座っていた。



中では店員さんの掛け声が響く。。。



俺の頼んだものが書かれた小さな紙を一人の店員が叫んだ






「スタ丼、肉増しで!!」






何かが変わった。