悩むだけ悩んで、動くことはしなかった。
なんか、だめだなって思った。
クラスのやつは、俺のことを忘れてはなかった。
でも、逃げるっていうこととは違う。
動くために、何をすればいいんだろう・・・
誰もいない公園には、俺の思いっきり蹴った俺の石ころの残響が響く。
そうだ、バカになろう。
何も考えないように、純粋に楽しむために。
そうだ、バカになろう。
このまま長い時間過ごすの嫌だし、自分に意地張ってもしょうがないし、周りの目を気にするのもめんどくさいし、
裏切られるのも、もう慣れてしまったから。もう失うものなんてないから。
そうだ、バカになろう。
バカになって、どうにか頑張ろう。
気負いせずに。想いのままに。