日経新聞にて農業についての記事が掲載されていました。
思ったことを書いてみたいと思います。
僕は農業という仕事に関わったことがないし、
TPPが農業にどのような影響を与えるのかということもあまり知りません。
本当はどうなんでしょうか。
2,3年前くらいですが、
それなりに大きくお米を生産している農家の方と
TPPについてお話をする機会がありました。
普段はとても温厚な50代の穏やかな方です。
ところが話がTPPに及ぶと凄い剣幕で政府のやり方を
非難していたのが印象的でした。
結論としては
「これ以上我々農家をいじめてどうするのか?」
「国内の農業は全滅してしまうぞ!」
という内容だったように思います。
ただこちらの知識不足でその根拠となる理由などは
汲み取れなかったというところが本音です。
さて今回の日経の連載コラムは
『TPPへの脅威論や「農業は衰退産業」という“常識”を覆そうとする現場の挑戦を報告する。』
ということだそうです。
現場の挑戦ということで
農家または農作物に関わるお仕事をされている方の事例が紹介されています。
2005年ミクシイでの農作物に関する勉強会で出会った3人。
それぞれの農業という仕事における挑戦。
ひとりは震災後、日本を飛び出しベトナムにてコメの生産。
ひとりは鹿児島にて農作物を扱う貿易会社を経営し世界を飛び回る。
ひとりは三重県にてオランダの最新式の設備を使い植物工場を経営している。
最後の食物工場での様子は印象的です。
『松阪市の植物工場では栽培方法でオランダの業者と協議が続いていた。「予測より成長が遅いようだ」。Aの部下、S(30)がスカイプで伝えると、オランダのアドバイザーは「気温は何度か」と尋ねた。「こっちは順調です」と応じたのは津市の研究棟で働く中国出身のK(29)だ。
やりとりはすべて英語でする。Aは開発担当や管理者にTOEICで800点以上の英語力を求める。Aにはアジア各国から「技術指導してほしい」「合弁事業をやらないか」といった提携話が頻繁に舞い込む。』
凄いですね。
この仕事風景って、最先端と思われている金融の世界の、
情報集約的な世界と極めて近いのではないでしょうか?
これが衰退産業の中の出来事なのでしょうか?
だけど実際の農作物は上記のようなデータだけで出来るわけがない。
手を使い足を使い頭を使い天候に振り回されながら作られている。
三重県のある”みかん農家”は万年人手不足だ。
なぜなら重労働のため人が集まらない。
人手不足が事業の拡大を阻んできた。
だから対策としてロボットを使った農作業の実験を繰り返しているそうだ。
「ガンダムみたいなロボットを装着して畑に出られたらいいよね」
作業を楽にするためのロボットスーツはこの秋、発売予定だという。
もしもこのロボットスーツ化がうまくいって
重労働が緩和されれば、農業に携わりたいと思う人も
かなり集まるのではないかと思う。
ここでも最新の情報と知識が農業に使われようとしているわけですね。
先ほどのデータ解析と同じく。
ということは冒頭の「農業は衰退産業」なのか?
という事に対する答えとして思ったのは、
農業という産業が衰退するということではなくて
よくも悪くも構造が大きく変わる時期なのかなと?
こんな記事を思い出しました。
農業の「農」の曲は森や林を表し、辰は土を掘る道具のカタチだそうです。
つまり開拓するフロンティア精神が農の意味のようです。
『開拓していく生業』=『農業』
今回の記事で紹介されいる方々はまさにフロンティア精神の持ち主ですね。
そして冒頭で僕がお話したという方も、
おそらくフロンティア精神をお持ちのはず。
だから新しい状況でも頑張られる事を期待したい。
ここから自分にひきつけてのお話になりますが、
僕自身今後農業という仕事と関わる可能性は少ないと思います。
だけどこの記事で紹介されていた方たちの
フロンティア精神に負けてはいられないと思うのです。
考えてみれば開拓するということは、
具体的な土地の開墾というだけではないですね。
例えば日常の仕事のなかで、今までは気づきもしなかった
場所や状況から何らかの価値ある仕事を作り出すこと。
普段の生活の中でのふとした出来事の中から
違う一面を発見して誰かと共有すること。
それがつながりとなり、
今まで存在しなかった思いや行動が生まれ育つこと。
これも開拓、すなわちフロンティアですね。
「そっちに行っても何もないよー」
なんて勝手に決めつけないで
森や闇やなんだかわけのわからないものの中に
分け入って耕したり、何かを見つけたりしたいですね。
そこに何かがあることは、充分に可能性はありそうだなと。
今回の農業に関する記事を読んでそんな希望のようなものをもらいました。
1月7日放送のカンブリア宮殿にて
クラウドファンディングを事業化している
『レディーフォー 』が取り上げられていました。
創業者は米良はるかさんという若い女性です。
<クラウドファンディングとは?>
インターネット上で自らのアイデアを公表して
実現の為の出資を募るという制度です。
クラウドファンディング自体のアイデアは
2009年くらいにアメリカで始まったらしいですね。
今回取り上げられた『レディーフォー 』は
クラウドファンディングを主催している企業 としては
日本国内で代表的な存在です。
<僕の1000円で応援できる夢がある>
番組のMC村上龍さんはレディーフォーを
『新形態の金融の旗手』と表現していました。
なるほどと思いました。
クラウドファンディングとはボランティアではないのです。
ところが利益至上主義の旧来の金融モデルでもない。
新しいカタチの金融モデル。
何かとつながりたい、誰かの幸福のために何か出来ると嬉しい。
そのために自らが働いて得たお金の一部を使いたい。
だけど。。。。。
投資にはリターンが欲しいですよね。
だって人間って欲は捨てられないから(笑)
だけどそのリターンはお金でなくてもいいかもしれない。
お金よりも嬉しいリターンってたくさんある。
それが「つながる喜び」と「ストーリー」。
例えば番組の中でこんなエピソードが紹介されていました。
こんなお話です。
お子さん連れの若い夫婦が沖縄にやって来ました。
目的は木製の手作りおもちゃ専門の美術館
『森のおもちゃ美術館 』を 訪問することです。
若い夫婦は数年前、美術館の開設資金を、
レディーフォーを通じて出資していたのです。
そして念願叶い訪れることになったわけです。
しかし一番楽しみにしていたのは5歳の長男でした・・・。
2年前、若夫婦の元に美術館から
小さな積み木が贈られてきました。
それはただのお礼の品物ではありませんでした。
訪ねてきてくれる時にはその積み木を
必ず持参してくれるように依頼されていました。
今回訪れてみると
美術館の壁には木製の大きな枠が飾られています。
そこにはたくさんの凹みがありました。
ひとうひとつの凹みの横には
それぞれ名前が書かれていました。
長男は積み木を握りしめながら、
ひとつひとつの凹みの名前を確かめます。
自分の名前を見つけた長男は嬉しそうに積み木を凹みにはめこみました。
凹みと積み木は初めから一緒だったようにピタリとくっつきました。
宝物を持ち帰ったように長男は誇らしげです。
そんな子供を見つめる若夫婦はもっと幸せそうでした。
(注一部当方で脚色あり)
僕の文章力ではうまくは伝えられないのですが、
美術館の収益なんていうリターンより
どれほど嬉しいリターンなのだろうと思うんですね。
自分の子供に素晴らしい体験をさせるということは。
その点これ以上突っ込むと野暮なのでもう書きませんが。
たぶん世の中お金が必要でない人なんていないし誰しも欲しい。
僕もお金を沢山手に入れて豪遊したい(笑)
だけど、ただ流れをせき止めて、
全部を自分だけのものにしたいということではないんですね。
出来れば有効に使いたい。
別にキレイ事だけではなくて。
あまりお金を持ってない自分がいうのもなんなんだけど。
何かもっと幸せの総量、笑顔を増やすことの出来る
お金の流れ方を作れるはずなのではないのかなと。
そんな新しい流れを
レディーフォーの米良さんは
作ろうとしているのかなと
そんなように感じましたね。
こんな言葉を言っていました。
「関与したい気持ちが、新しいお金の流れを生む」
時々レディーフォーのサイトを眺めます。
ワクワクしますよね。
何かわかんないけど。
https://readyfor.jp/
今年は少ないかもしれないけど出資してみようかな。
というか出資してもらうアイデアを考えないと(笑)
クラウドファンディングを事業化している
『レディーフォー 』が取り上げられていました。
創業者は米良はるかさんという若い女性です。
<クラウドファンディングとは?>
インターネット上で自らのアイデアを公表して
実現の為の出資を募るという制度です。
クラウドファンディング自体のアイデアは
2009年くらいにアメリカで始まったらしいですね。
今回取り上げられた『レディーフォー 』は
クラウドファンディングを主催している企業 としては
日本国内で代表的な存在です。
<僕の1000円で応援できる夢がある>
番組のMC村上龍さんはレディーフォーを
『新形態の金融の旗手』と表現していました。
なるほどと思いました。
クラウドファンディングとはボランティアではないのです。
ところが利益至上主義の旧来の金融モデルでもない。
新しいカタチの金融モデル。
何かとつながりたい、誰かの幸福のために何か出来ると嬉しい。
そのために自らが働いて得たお金の一部を使いたい。
だけど。。。。。
投資にはリターンが欲しいですよね。
だって人間って欲は捨てられないから(笑)
だけどそのリターンはお金でなくてもいいかもしれない。
お金よりも嬉しいリターンってたくさんある。
それが「つながる喜び」と「ストーリー」。
例えば番組の中でこんなエピソードが紹介されていました。
こんなお話です。
お子さん連れの若い夫婦が沖縄にやって来ました。
目的は木製の手作りおもちゃ専門の美術館
『森のおもちゃ美術館 』を 訪問することです。
若い夫婦は数年前、美術館の開設資金を、
レディーフォーを通じて出資していたのです。
そして念願叶い訪れることになったわけです。
しかし一番楽しみにしていたのは5歳の長男でした・・・。
2年前、若夫婦の元に美術館から
小さな積み木が贈られてきました。
それはただのお礼の品物ではありませんでした。
訪ねてきてくれる時にはその積み木を
必ず持参してくれるように依頼されていました。
今回訪れてみると
美術館の壁には木製の大きな枠が飾られています。
そこにはたくさんの凹みがありました。
ひとうひとつの凹みの横には
それぞれ名前が書かれていました。
長男は積み木を握りしめながら、
ひとつひとつの凹みの名前を確かめます。
自分の名前を見つけた長男は嬉しそうに積み木を凹みにはめこみました。
凹みと積み木は初めから一緒だったようにピタリとくっつきました。
宝物を持ち帰ったように長男は誇らしげです。
そんな子供を見つめる若夫婦はもっと幸せそうでした。
(注一部当方で脚色あり)
僕の文章力ではうまくは伝えられないのですが、
美術館の収益なんていうリターンより
どれほど嬉しいリターンなのだろうと思うんですね。
自分の子供に素晴らしい体験をさせるということは。
その点これ以上突っ込むと野暮なのでもう書きませんが。
たぶん世の中お金が必要でない人なんていないし誰しも欲しい。
僕もお金を沢山手に入れて豪遊したい(笑)
だけど、ただ流れをせき止めて、
全部を自分だけのものにしたいということではないんですね。
出来れば有効に使いたい。
別にキレイ事だけではなくて。
あまりお金を持ってない自分がいうのもなんなんだけど。
何かもっと幸せの総量、笑顔を増やすことの出来る
お金の流れ方を作れるはずなのではないのかなと。
そんな新しい流れを
レディーフォーの米良さんは
作ろうとしているのかなと
そんなように感じましたね。
こんな言葉を言っていました。
「関与したい気持ちが、新しいお金の流れを生む」
時々レディーフォーのサイトを眺めます。
ワクワクしますよね。
何かわかんないけど。
https://readyfor.jp/
今年は少ないかもしれないけど出資してみようかな。
というか出資してもらうアイデアを考えないと(笑)
心を操るウイルス: なぜ思い通りの人生を生きられないのか/東洋経済新報社

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皆さんは「ミーム」という言葉を聴いたことはありますか?
そのミームというウイルスが、人間の一生を支配していると聞いたらただ事ではないですね!
ちょっと大げさな話しになりますが
人間の運命というのは、なぜこれほど千差万別なのでしょうか?
そして運命というか、ヒトの生涯は、なぜこれほど色とりどりなのでしょう?
それぞれ個人の行動の結果、人生のカタチが違ってくるわけですが、
その行動の違いというのはどこからでてくるのでしょうか?
人生というのは
ある程度持って生まれたもの、運命によってある程度決まっている。
いやいや、環境であり、自助努力により、自分で作っていくもの。
そのあたりはそれぞれのお考えは、あるかと思います。
個人的には、持って生まれたものと、環境、それから自分の意思。
それらが複雑にからみ合って個人の人生をカタチ作ると思っています。
その中でもこの本は、環境とはなんぞや?
環境の影響は大きいぞ!
という視点で書かれた一冊です。
【心を操るウイルス: なぜ思い通りの人生を生きられないのか /リチャード・ブロディ 】
この本をざっくりと説明しますと、
「ミーム」という仮想モデルを使って
人間の生涯の多様性を説明しようとする一冊です。
こんな前提で書かれています。
【この本ではあなたの人生が、DNAに書かれた司令と成長の過程で得た心のプログラミングとの組み合わせで支配されているものとして話を進める。】p45
そしてそのプログラムを作るのが「ミーム」だと仮定して考えていきます。
【あなたのなす行為のうち、本能でないことはすべてプログラミングの結果である。。そしてあなたの心をプログラムするのがミームである。】p47
この本では「ミーム」というモデルを仮定して、環境条件を考えています。
そもそも「ミーム」とは何か?
【ミーム(meme)とは、人々の脳から脳へとコピーされる情報であり、また社会・文化を形成する様々な情報として分析される。 言い換えれば、習慣や技能、知識、物語といった人から人へコピーされる様々な情報である。 例えば1万年前と現代では文明が大きく進歩したが、それはヒトの脳が生物学的に進化した結果ではない。 】Wikiより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A0
ざっくり言ってしまうと、人間が何か行動するときには、判断基準ってありますよね。
そのうち本能以外の基準というのはすべて「ミーム」ということかもしれません。
そしてミームというのは人から人へ、
インフルエンザウィルスのように伝播していくという性質を持っている。
ミームについて解説しているTED動画
【スーザン・ブラックモアのミーム学:ウィルスのように脳から脳へと自己複製するアイデア。 】
http://www.ted.com/talks/susan_blackmore_on_memes_and_temes?language=ja
我々のご先祖様の中の賢い人が持っていた、
「火の起こし方」という情報もミームの一つであり、
様々なアイデア、キャッチフレーズから、服の流行、橋の作り方という情報もミームですね。
もしも人間が遺伝子に組み込まれた情報だけで生きていくとしたら、
おそらく我々は、今でも、おサルさんたちと、大差ない生活をしていますよね。
「ミーム」という数えきれない情報を、
言葉というカタチに変えて、
教育であったり、躾、社会規範という方法で情報を受け継いできた。
だからこそ、1万年前の人間と遺伝子構造自体は、
大差ない我々現代人が、ご先祖様たちとは様変わりした生活を送っている。
そんなミームには3つの種類があると言います。
①識別ミーム
【私たち人間が、様々な物事を認識できるのは、世の中をあらゆる物事に分割してラベルを貼っている識別ミームが心の中にあるからである 】Wikiより
母親の顔、敵となる動物、食べられる木の実、食べられないキノコなどの情報を識別するミーム。
そもそも宇宙という概念も地球という星も人間という生きものも、むかしむかし、頭の良いご先祖様が、勝手に決めつけた分類なわけですね。宇宙から見れば人間もクマ?も渾然一体となって一緒のもの(笑)
②戦略ミーム
【「何々をすれば何々という結果になる」という、原因と結果に関するミーム】Wikiより
【原因と結果に関する考えである。あなたが戦略ミームにプログラムされると、あなたはどのように行動すれば、どのような結果を生み出す可能性が高いかということを、無意識のうちに悟る。】
子供が駄々をこねると、周りの大人が世話を焼いてくれるという情報も戦略ミームですね。
大人になってもその戦略を多用する人もいますが(笑)
③関連付けミーム
【ミーム同士を関連づけるミーム。関連づけミームにより、ある物事(ミーム)によって別の感覚や考え(ミーム)が心に浮かぶ引き金となる。例えば、何かのにおいを嗅いで、過去の記憶を思い出すのは、においと記憶の関連づけミームがあるからである。】Wikiより
【関連付けミームでプログラムされると、一つの存在が別の事柄についての考えや感情の引き金となる。これがあなたの行動に変化を起こし、最終的にそのミームを他人の心へ広めることにつながる。】p57
テレビコマーシャルなどは、このミームを利用していますね。
魅力ある女優を起用して商品のイメージアップを図るなどなど・・。
気をつけなければいけないのは、ミームには、善悪という概念はないということですね。
だけど影響力はとてつもなく大きい。
【ミームはあなたの人生を動かすことができ、現実に動かしている。おそらくは、あなたが気がついているよりもはるかに大きく動かしている】p58
目の前に現れた「ミーム」を自分の中に取り入れるのか?入れないのか?は個人の自由。
しかし意識して、取り入れたり、拒否したりしているわけではないことがポイント。
いつのまにか影響を受けている。
大事なのは自分という存在は
何らかの「ミーム」の影響を受けている存在だということを意識すること。
影響を受けずにはいられないわけですが、
「ミーム」という仮想モデルを意識することによって、
知らない状態よりは、どの「ミーム」を選択するか考える事が出来る。
無意識でただ受け取るだけの状態よりも有利な事は間違いないですね。
この本によれば、どの「ミーム」の影響を受けたかによって人生のカタチが変わってくるわけだから。
よって最初の問いである
「人間の運命というのは、なぜこれほど千差万別なのでしょうか?」
について、この本で得た、自分なりの答えは
持って生まれた物と、
影響を受けた「ミーム」を
掛け算して出た結果が、
人生のカタチになるので、
その結果、答えの種類は千差万別になるほどの多様性を生む。
という事です。
そんな事を考えさせられた「この本は良いですよー」
というのも「ミーム」のひとつになりますね(笑)
広がるかどうかはわかりませんが(笑)
