ふり返り


①体調(←今思えば)

②体調(←発覚前)

③受診、検査(個人病院)

④受診、検査(大学病院)

⑤診断、検査

⑥破裂

⑦緊急手術

⑧入院中

⑨確定診断、治療方針

⑩退院後

⑪抗がん剤治療1~6

⑫治療後


a.気持ち

b.食事

c.脱毛、ウィッグ

d.その他副作用

e.家族

f.仕事

g.夫婦生活

h.過ごし方

i.薬

j.既往歴

k.夢




大学病院でMRIを撮って数日後、

結果を聞きに行きました。

手術が前提ということで、

(あぁまた手術か~、

家族に迷惑かけちゃうなあ、でも

内視鏡だから開腹手術よりは

術後の経過も早いだろうし…)

なんて思いながら順番待ちをしていて、

さあ呼ばれたと診察室に入ると


『壁在結節が見られるので

悪性の可能性があります。

悪性の可能性がある以上、

内視鏡での手術はできません。』


え…?

悪性の可能性?

エコーで見た形、きれいだったよね?

腫瘍マーカー、正常値だったよね?


頭の中は一気に混乱アセアセガーン


別の診察室からもう一度呼びますと言われ

待っている間に急いで“壁在結節”を調べました💦

絶対に悪性ってわけじゃないし、と

ネットで調べた一文にすがる思いで

いました。



でも以後主治医となる先生からは

いきなり悪性前提での話…。


(悪性の“可能性”って言ってたよね

もう“悪性”の話してるよ…ぐすん

さっきの先生は優しさだったのか、

やっぱり壁在結節があると悪性なのか…

でもマーカーも正常だったのに

悪性なんてことある?)なんて

混乱しながらも変にちょっとだけ

冷静な私もいました…。


そうすると

『今から、転移がないか調べるため

CT(肺、リンパ)を撮ってもらいます。』

と言われ、

(転移?転移ってなによ

がんの時にしか聞かない言葉、

そんな話やめて、怖い…)

と、その言葉に初めて、

自分が置かれている現状に

恐怖を覚えました。



『開腹手術になること』

『肺などに転移があったらまず抗がん剤で

その腫瘍を小さくしてから手術になること』

『転移がなければ手術になるが、

その場合でも卵巣だけにするか子宮も取るか』

などなど…ぐすん

結果の日には家族も一緒に来るようにと。



色んなワードが押し寄せてきて

気持ちが落ち着かないまま

術前の採血、心電図、レントゲンと

初めての造影CTを受け、帰宅しました。

結果は2週間後。

この2週間がなんと長かったことかおねだり





*️⃣初めての造影CTはとっても気持ち悪い

 ものでした💦

 体が熱くなる、とは聞いていたけれど

 薬液が入るとともに血液に乗り

 流れていっているのがわかるくらい

 順番に体が熱くなり

 そのうち体全体にぼわーーーっと

 した熱さと頭がじんじんする感じ…


 『気持ち悪かったら押してくださいね』

 とボタンを持たされても、

 どの程度の気持ち悪さで押していいかも

 わからず、最後まで耐えました。

 以後何回かCT撮る度にこうなるので、  

 造影CTはこんなものなんだと

 思うようになりました。


なんでも初めてのことは

基準となるものがないので

不安なものですね💦


病棟勤務のとき普通に患者さんを

検査室に送っていたけれど

みんなこんな思いをしていたんだな、

すごいなと思いました。

経験していないんだから

仕方のない部分もあるけど

もしあの時経験していたら、

患者さんにかける言葉ももっと違うものに

なったんだろうなと思います。



 

(卵巣がん 明細胞1-c)