病気のことに限らず、
何でも知りたがりな方だと思います。
一通りのことは知っておきたいタイプですグラサン

目にしたもの聞いたこと、
自分の知りたいことは
深く調べたり、
これはもういいなと思ったら
いつの間にか記憶から消えていったり
知らず知らずのうちに
取捨選択しているように思います。

ほとんどが知った風?浅い知識です笑い泣き


でもこれが知りたい!と
思ったことはとことん調べます。

病気のことはまさにこの、
知りたい!でした。

医療者でもあるので
教科書的な知識はあったし
かなり昔になりますが
実際にそういった
患者さんに接しても来ました。

でも自分がその立場になると
知りたいことはそんな教科書的な
ことではなく…
『だからそれをしたらどうなるの!』
『それが起こるのはわかってるけど、
どんな風に始まるの』
『どんな感じがするの』などなど

例えば、
脱毛が始まるのは2週間後くらい、
ウィッグが必要になる、と
知識として知ってはいても

□抜け始めるときどんな感じなのか
□抜け始めておハゲちゃんになるまで
 どれくらいの期間なのか
□ウィッグはいつ頃どんなものを
 用意したらいいのか

など一事が万事、
今までの知識だけではわからないこと
だらけでした…。
これまで私が接してきた患者さんも
そうだったのかと、自分の至らなさを
思ったりしました。

そんなとき、ブログに出会いました。



自分がする治療についても
たくさん調べました。
そうすると、否定的な意見や見解も
目にすることになりました。

私は手術のあと
抗がん剤治療をしたのですが

抗がん剤についても
『毒であるからそんなものを
体に入れてはいけない』
という考え方があることも知りました。

そういう見解のかたが発信している
“体にいい生活”
“抗がん剤以外の治療法”
“抗がん剤治療を選択しなかった人の
考え方や過ごし方”
なども、知識のひとつとして
自分の中に入れていきました。

そして自分の体と向き合ったとき、
抗がん剤を毒だと考えている人も
いることはわかったし
確かに副作用もあるけれど、
『手術をして悪いものを取ってもらい
さらに抗がん剤で目には
見えないミクロのがん細胞も叩く』
という考え方が私にはしっくりきました。

その一方で
がん細胞は自分の生活の悪い部分を
全部背負ってくれたもの、
生活の見直しなど
気づきを与えてくれる存在だと
いう考えに、なるほど、確かに
がん細胞もがん細胞に
なりたかったわけじゃないんだろうな、
がん細胞に
『ごめんね、ありがとうね』
という気持ちも沸いてきました。

最終的に、
せっかく治療を受けるなら、
前向きに考えよう、
抗がん剤は毒や怖いものではなく
血液にのって
身体の悪いものを見つけてくれる
パトロール隊』なんだ!
と思うようにしました歩く歩く歩く
(そう思わないと怖かったことも事実です)

がん細胞に対しては
(夜更かしや暴食など自覚もあったので)
『今までごめんね、これから頑張るので
元気な細胞になって帰ってきてね』

健康な細胞には
『これから定期的に
パトロール隊が行くからね、
ちょっとしんどくなるかもしれないけど
大丈夫だからね』と話しかけていましたほんわか

抗がん剤に否定的な見解のかたの
お話の中にも、食生活や気持ちの持ち方など、参考になるものがたくさんありました。

医療の現場で仕事をしてきて
医学的な根拠あってこそだけれど、
医療の知識だけでは片付かない不思議な
体験もたくさんしてきたので
色んな考えを取り入れることは
私にとっては自然なことでした気づき


治療中も治療後の今も、
自分にとってしっくりくるものを
さらに自己流にして取り入れている
という感じで過ごしています星気づき


(卵巣がん、明細胞1-c)