日本国破産のシナリオ:読書感想 | Life in Tokyo

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日本国破産のシナリオ―破滅から黎明へ 光は極東の日本から/ラビ バトラ
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¥1,470
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いま買う価値のある本ではないかも...(厳)
2006年初頭の本なので、陳腐化している箇所ありです。

やたら対談が多く日本の出版社側の誘導の策略を感じる...。
資本主義消滅最後の5年と比較すると、
余計うさんくさい系の大げさノンフィクションストーリーが
はいってるのもちょっと...。

日本側の監訳の仕方に問題ありって感じがします。

内容としてしっくりこないところは、
ネット銀行の台頭で外貨預金手数料が格段に安くなったことや
サブプライムに端を発したMMFの危険性、FX取引のブームなど
外貨取引に関する部分の先読みができてなかったなぁと。

勉強になった点は、消費税増税の経済社会に与えるインパクトと
財政の抜本的改革にはならないというところ。それから
万が一の時に備えての、円資金のポートフォリオですかね。。。
必要生活費3年分を円資金で確保しておいて、
預金封鎖という自体に備えてできれば100万円ぐらい
タンス預金しておいたほうがいいということです。

ラビ・バトラ氏の翻訳著書を2冊読んで
日本の出版社の監訳への疑心暗鬼がぬぐえません。

バトラ氏自体がどうなのかよくわかりませんが
興味があります。また円高が進んだらこんどは
原書を買ってみようかな、と思ったらamazon.co.jpでも
売ってました。来年早々ペーパーバックも出るらしい。