今年も私の学校は国家試験、100%合格!
クラス19名、全員そろって試験をパスし卒業できる事、本当に良かった~!

といっても。。。
過去には卒業1週間前にキックアウトされた例もあるので、
本当に卒業証書を手にするまで気が抜けません!
卒業までのこり1週間。
リクワイアメントは無事、今週月曜日までに終了!!
気持ちがずいぶん楽になりました。

それにしても、このプログラムは本当に
患者さんに依るところが大きいです。

限られた時間(1学期)で決まった人数の患者さんを
診なければならないのはともかく、
歯石量に応じて Light, Moderate, Heavy と患者さんを分類し
それぞれのカテゴリーの患者さんを何人以上担当しなければならないというリクワイアメントがあります。
その他、Moderate test case, Heavy test case というのがそれぞれあり、
この test case となれる患者さんは
1quad に6本以上歯があり
うち2本は Molars (臼歯) でなければならず
うち6本の歯に
15面以上の歯石があれば Moderate test case
19面以上の歯石があれば Heavy test case
そしてそれぞれ ハンドスケールと超音波スケールの2回受けなればなりません。

長期間クリーニングをしていない患者さんは
歯周病で歯を失っているケースが多く
(歯石量はあるのに臼歯が1本しか無い)
このテストケースとなる患者さんを探すのに本当に苦労しました。

そして No show や予約時間に1時間も遅刻してくる患者さんもまれではなく。
それでテストケースをパスできなかったり(時間が足りなくてクリーングが完了しない)、キャンセルや No Show で時間が足りないという事態もよくある話し。。。
これだけはもう、自分の努力でどうなるというわけでもなく、言って見れば自分ではコントロールできないのにそれによってグレードが決まってしまう、という状況。これがこのプログラムの一番大変なところです。



 
国家試験・筆記(National board exam)、無事合格しました~!
このテストはコンピューターで受けるため、一斉受験ではありません。
そのため私のクラスで結果が出たのはまだ3人。
今のところ受けた順にみんな合格。
このまま全員合格しますように!

これで残るはプログラム卒業、
(の前にまだリクワイアメントがたくさん残ってる。。。)
国家試験・実技(State board exam)となりました。


おひさしぶりです。
Dental Hygiene Program 歯 2年目も終盤にさしかかり
やっとブログを更新する余裕がでてきました。

さて、先週金曜日、Clinical Mock Board Exam がありました。
そのあとすぐに Spring Break に入ってしまったため
くわしい結果は出ていないのですが。。。
これが実際の Board Exam だったら落ちていた、という内容 ガクリ
というのも、私の患者さんが Reject されたため。
当たり前ですが実際の試験では Reject されれば試験が受けられません。

この Reject というのは患者さんの歯石量が足りないと判断されたため。
これがまさに DH Program の難しいところ。
ここでいう歯石量というのは歯茎の下の歯石で
explore で何面に歯石がある、と判断するのですが
これが言ってしまえば “感覚” なので非常に主観的とも言えます。
この患者さんは前もってクリニックに来てもらい
3人のインストラクターからお墨付きをもらっていました。
が、この結果。。。
"Rejected" に○が付いていたのを見た時には本当に驚いた~え゛!ビックリ

患者さんの歯石量という、
自分ではコントロールできない事が理由で試験に落ちる、
これが DH Program の難しさ。


アメリカの場合、歯科衛生士の資格は州によって出来る事が違うため
National Board と呼ばれる全州共通の筆記試験の他に
州ごとに技術的な試験があったり(不要な州もあるそう)
将来、引越しする可能性を考えて複数の州で
通用する資格を取る子もいます。

私の住んでいるエリアには私立・公立あわせて
いくつかの DH Program がありますが
学校によってターゲットにしている資格が違ったりします。
ちなみに私の学校はカリフォルニア州の試験をメインにしているため
今回の模試も カリフォルニア州の試験にそって行われました。
(もちろん希望者は他試験を受ける事ができます)

自分のメモのためにも流れを記しますと。。。
まず、最初の45分間で
・ チェアのセットアップ (除菌クリーニングをしてバリアをかぶせる)
・ 患者さんをチェアに呼んで血圧測定
・ 頭部、口内のチェック (異常があれば何もできないので)
・ 麻酔注射を打つ
・ プロービング
・ 書類記入、ハンドインストルメント、レントゲンを封筒に入れ患者さんを試験官の列に並ばせる。
ここまでを45分以内に出来ないと Fail。

このあと患者さんは試験官に歯石量をチェックされ
(患者さんの資格として、1 quad 最低13面に歯石がある事)
それをパスするとプロービングのチェックをされます。
去年、先輩たちのお手伝いをした時の感覚から言うと
プロービングは本当に Subjective、試験官によって数値がかなり
ばらつきがあった、という印象でした。
プロービングは受験者と試験官の数値に2ミリ以上の差があると
点数を引かれるのですが、1人目の試験管と2ミリ以上の差があっても
2人目の試験官とは差がない、という場合は点数を引かれません。

この間、受験者は Ultrasonic Scaler をセットアップしたりして待ちます。
(カリフォルニアの場合、Ultrasonic Scaler はアシスタントが HVE を使う場合のみ許可されているので DAプログラムの時の友人に頼みました)
ここで qualify された患者さんは受験者のチェアに戻り
2時間以内で Scaling/ Root Planing をして再度試験官の列に戻します。
SRP に2時間というのは十分すぎる時間ですが
もし患者さんが Reject されても、その時点で2時間のカウントダウンが始まります。
なのでチェアをブレイクダウン&セットアップ、
バックアップの患者さんを連れてきて、一からやり直し。。。
なんてことになると時間が足りないという事態になりかねません。

また、この試験、基本は 1quadrant なのですが
1quad で歯石が足りない場合は 2quads option を選択できます。
今回の模試では念のため 2quads option も選択していたため
最初の45分で麻酔 5本打って
プロービングも 2quads やりましたが時間がないったら!!
本番はなんとしても 1quad に歯石がたくさんある
患者さんを捜さなくては、と思ったのでした。
この試験成功のカギはまさに、患者さん次第なのです。



*************************
歯科衛生士プログラムにて歯のクリーニングをしています。
興味のある方はご連絡ください!
*************************


今日のクラスは嬉しいお知らせから始まりました。

先日卒業した私たちの先輩たち、先々週だったかな?の
週末に State board exam (州の実技試験)があったのですが
全員合格したとのこと!
National board (国家試験・筆記)と State board、
両方とも 100% の合格率でした。祝クラッカー

そして今日は Big sister と会う約束をしていたのですが
それはそれは大喜び。
この厳しいプログラムも全ては State board に受かるため。
卒業してもライセンスが取れなければ働けないし。
(National board に受かっていないと State は受けられないので
最終目標は State board ということになる)

来年の今頃、私も彼女のように笑っていられるといいな♪



 
あ~っという間に長かったはずの夏休みが終わり
先週から学校が始まりました。
そして私たちは晴れてDH2!(Dental Hygiene 2年目)

私の学校では 2年目(DH2)の学生が1年目(DH1)の学生と
ペアとなって
サポートするシステムがあり、
それぞれ Big sister、 Little sister と呼んでいます。
(実際は男子もいるけどね。。。)

去年は Big sister に助けてもらった私も今日から Little sister ができ・・・
私もしてもらったようにサポートできたらなと思います。

来週からはクリニックも本格的に始まります。
そして患者さん探しも常に継続中。
どなたかデンタルクリーニングしたい方いらっしゃいませんか~!?!?

5月最後の月曜日はメモリアルデーの祝日。
アメリカではこの日を境に本格的な夏、と認識されているのですが
なんと今学期のファイナルはメモリアルデー後。
そんなわけで、ただただ勉強で過ぎ去った3連休でしたが
それも今日で終了!一足遅れて私にも夏、到来です。

DHプログラムの出来事を少しさかのぼってみますと。。。

DH2(一つ上の先輩方)に関連したイベントがいくつか。
春休みの後にはの Mock board(模擬実技試験)のお手伝い。(詳細は後日)
その後 DH2は National Board(国家試験・筆記)があり、無事全員合格!
State board(州の試験・実技)は7月末とのこと。どきどき。
そして先週、プログラムの卒業式(大学のとは別に)を
DH1(私たち)が中心に企画し、DH2 の 17名が卒業。
この卒業式は私たちのファイナル中だったのでけっこうきつかった。。。
午前中にクリニック、午後に Pathology のテストにFinalのリビュー、
からの卒業式準備に本番、という流れで、実に朝8時から夜9時まで学校にいました。

その間わたしたちはというと。
全員無事に Radiology、クリニック共に Requirement の
人数以上の患者さんを担当し、全員DH2に上がれる見込み。
クリニックでは今学期は歯石の少ない患者さんしか担当できず
患者さんがいても歯石が多すぎて担当できない子がいたり
予約があるにも関わらずドタキャンや No show をされ
ギリギリまで人数が足りない子がいましたが、
自分のチェアをゆずったり患者さんをゆずったりと
クラスの雰囲気はとても良く、やりやすい環境だなと思います。

入学当初から
『お互い助け合うように、
本当に苦労や辛さをわかり合えるのは同じ境遇を
一緒に過ごすクラスメイトだから』
と言い続けていたリードインストラクターの言葉。
最初はこの言葉に促されるように始まったけれども
今ではその通りだなーと実感しています。


さてさて、あっという間にDHプログラムの1年目を終了。
残りあと1年!
プログラムに入れるかわからない、
という状況だった Pre-req を取っていた頃から比べると
あと残り1年と先が見えているので
なんだか早いなーという感じがします。

学生最後の夏休み(になるはず)!
満喫しま~す!

 
今日で春休み終了。

イースターはチャイニーズ系の友人の赤ちゃんお披露目パーティーのような意味合いの Red egg & ginger party におよばれし(全くイースターとは関係ないけど同じ卵繋がり・笑)、彼女のかわいいベイビーにやっと会えました。

その翌日には Walnut Creek まで別の友人に会いに。彼女の娘ちゃんは10歳になったのだけど、最後に会った時より明らかに身長が伸びていて私たちが抜かされるのもすぐだね~なんて。

水曜日は学校の課題で、お願いしていた歯科衛生士さんのオブザベーションに San Mateo の歯科オフィスに行き、その後、近くに住む友人2人とランチ。

木曜日はだんなさんが週末働いた分の代休をもらってお休みだったのでサンフランシスコまでお出かけ~!の予定だったのだけど、家からちょこっと仕事する、はずが午前中ずっとお仕事。天気も悪かったし、予定変更でアラメダでランチ。

金曜日は家事をちょちょっとこなしたらあっという間に過ぎてゆき、土曜日は車のメンテナンスでほぼ一日終了。

あらあら、1週間もある~と思っていたスプリングブレイクがあっという間に終わってしまいました。
そして今日来たインストラクターからのメールの一分が今日のタイトル。ほんと!その通り!!もう夏休みが待ち遠しいよ~!
プログラム入学と同時に妊娠が発覚していたクラスメイトが、ちょうど2週間前に緊急帝王切開にて無事出産、今日から登校してきました。もちろん Medical Clearance ももらって(笑)いや~、アメリカ人って本当にタフですね。(というか彼女に育児休暇という選択肢はないのですが)

彼女とは隣の席でお腹がぺったんこな時から近くで見ているけれど、弱音を吐いたり文句を言ったりする事なく、常にニコニコ、本当に素敵な子なのです。
つわりで辛そうな時もあったけど、それでも学校は休めない(休めば退学の危機になる)、帰宅しても勉強しなければならない、と本当に大変だったと思うし、今日だってベイビーを置いて登校してくるの辛かっただろうな~。これからだって育児と勉強の同時進行はとっても大変だと思う。

でも彼女の前向きな様子を今日目の当たりにして、ま、彼女なら大丈夫でしょ~!という気になりました。
帝王切開の傷が開かないように私たちはチェアのセットアップ&ブレイクダウンをするとか、何かしらサポートが出来ればと思います。


実は私が入学を迷っていたもう一つの学校は、面接時に『入学に当たって妊娠しません、矯正しません』という誓約書にサインをさせられました。個人の考え方、信条が多岐にわたるアメリカでこんなことして大丈夫なのかな?と思うのですが。
一方、うちの学校のスタンスは、リアルワールド(実際に働きだせば)では妊娠中の患者さんも矯正をしている患者さんもいるのだから、そういうクラスメイトとペアになったり練習できるのは勉強になる(から制約はない)。ただし妊娠・出産が理由でも出欠に関するポリシーは変わらないので自己責任、大変な事に変わりはないのでお勧めはしない、というところ。何でも制約されるより、助け合ってね、というこの学校のスタンスが私はけっこう気に入っているのでこの学校を選んで良かったな、と思う今日この頃。
実際のところ、クラスメイトのほとんどは一度社会に出て働いた後、キャリアチェンジの為に学校に戻ってきた人たちで、私と同世代=20代後半~30代前半。子供がいる子もいるけれど、年齢的にも早く妊娠したいという人が多かったりします。
 
 
すっかり Dental Hygiene ブログのようになっておりますが。
ここのところトラブル続き。

PT2
この患者さんとは前もって摂取している薬のやり取りなどをし、 Drug Synopsis を用意、彼の持病の場合は Medical Clearance が不要な事も確認して準備万端!当日患者さんを迎えていざバイタルチェックをしてみると、血圧が高いガクリ
というわけで、患者さんは口を開く事なく帰る事に。彼は Medical Clearance をもらえるまで診ることができません。

PT3
事前の確認で持病などは全くない、元気そのもの~!と言っていた彼女。持参したメディカルヒストリーを診てまたもやがっくりガクリ Heart murmur(心臓の雑音)にチェックが入っていた。と言っても本人は何の検査をしたかもわからない、何の治療もした事がなければ薬も処方されなかったとのこと。
この日の担当インストラクターは Med clearance なしには診れない、と言ったのだけどドクター(クリニック時には歯科医が最低1人はいなくてはならない)はOKとのこと。
で、一応アセスメントを始めたのだけど、今度は同じインストラクターが Braces(歯科矯正) のアーチワイヤーを毎回取れないなら診るべきでないと。DH1(1年目)のリードインストラクターは働きだすと矯正している患者さんを診る事もあるんだから、理想的ではないけれど、他に患者さんがいないならOKと前もって言われていたので非常に困惑ムムム
この件に関してはリードインストラクターに相談中。

というわけで、患者さんが見つかっても診察できるかどうかとなると、私個人の努力でどうにかならない問題がいろいろ出てくるんですね。あ~何としてもチェアを無駄にするのだけは避けたい歯