普段からお世話になっている私の師匠に、「からくりサーカス」という漫画を紹介してもらいました。
とにかく読んでみて。とのことだったので、
全部で43巻を2日間で一気に読み上げてみました。
人間と、人間が作った人形たちがそれぞれの目的のために、戦い、絡み合って行く物語。
感想を一言でいうと、壮大…!
作者が、一人一人のキャラクターを使って読者に伝えていくメッセージが、心にずっしりと重く、響く、作品でした。
人と人とが絡み合い、どんな形であれ、互いに影響を与えていく。
物語が進むにつれ、キャラクター一人一人が、変わって行く様子がなんとも心揺すぶられ、入り込んでいまいます。
主人公3人と、そこに関わってくるキャラクター、
一人一人の心情だったり、過去が明かされていくにつれ、
人間というものの、単純でもあり複雑な心というものがありありと見えてくる。
1巻目から最後の43巻目を通じて変わってく、主人公3人がまた感動的で、、、
最後の巻を読み終わった時、また1巻から読み直したくなります。
この作品で、物語が展開していく大きなエネルギーでもあり、元凶でもあるものが、「愛」
母の愛、男女の愛、兄弟愛、仲間愛。
血が繋がっていなくとも、他者から受ける、「愛」によって
生き物の心の動き、まさに、「からくり」がありありと見える作品でした。
そして、キャラクターたちが伝えてくれる、熱い言葉がまた真をつき心に刺さるんです。
キャラクターからほとばしる、感動した言葉、シェアしますね。
経験から感じるものあるのではないでしょうか。
「やべぇ時には死ぬ覚悟 そしたらチャンスもできらあな」 「死を必すれば則ち生き、生を幸ねば則ち死す。」 (せいをひっすればすなわちいき、せいをこいねがえばすなわちしす) 意味: 死を覚悟して戦えばかえって生きていられ、逆に生きて帰ることを期待しすぎれば死ぬことになる
人は生まれた時、
真っ白な画用紙とクレヨンを渡され、なんでも書いていいよと言われる。
うーん、何描こうかなと考えていたら、たっぷりあった時間はなくなり、
紙は取り上げられてしまう。
人生という店は、何かを得るために何かを差し出さないといけない
人形の恐ろしさをわきまえて、それを繰る人形遣いは、いい人形遣い
そして、物語の最後を締めくくった作者の言葉を代弁しているのであろう、キャラクターの言葉が、作品をうまく表していたなと。
人生とはなんと不可思議なことでしょう。
人と人との出会いや、そこでなされる行動は、複雑に歯車のようにかみあう、まさにからくりのようではありませんか
そしてそこからまた生まれる
「喜び」「悲しみ」「争い」「和解」の感情は、あたかも芸人たちが飛び込むサーカスのよう、
人の歯車はカラカラと互いを回し、人生というサーカスを演じてゆくのかもしれない
不可思議:
考えても奥底までは知り尽くせないこと。
異様なこと。怪しいこと。
作品の中に、私の師匠が常に伝えてくれる考えが、たくさん散りばめられていたのですが、
特に今の私に心に一番響いたものは、これでした。
サーカスは芸人がお客さんを愛しているから、お客さんがサーカスを愛す。
サーカスはお客さんに見ろなんて強制しない。自分たちを死ぬほど磨いて「楽しいでしょう」とお客さんを誘う
サーカスを人生と解釈するなら。
「他者を変えたいなら、自分自身をまず鍛えなければならない。」
ビジネスを始めて、身をもって、深く学んでいるものでした。