私たちが子どものころ、日が暮れると、友達数人が1つ家に集まって、幻灯機で、スライドの絵を壁に映して見て楽しみました。その後テレビが多くの家に入るといつの間にか幻灯機は忘れられ、昭和の末には製造販売も中止されました。
10年ぐらい前インターネットのオークションで、古いスライド映写機やスライドが出品されているのに気付きました。正常に作動するものもありますが、故障しているものもあります。高いのも安いのもありますが、高ければ良くて安ければ悪いというものではなく、私は安くて良いものを60機種近く集め、又スライドは300巻ほど集めました。「白雪姫」などのグリム童話、「かぐや姫」などの日本民話が多数です。月1回小学生に見せていますが、大変好評です。1巻がせいぜい15分なので飽くことはありません。
デジタルと違って、機械の仕組みは実に面白くスライドの絵もそれぞれ個性があって愉快です。この先、スライド映写機が絶えるとのないよう願って今、著作にとり組んでいます。