平成23年4月から、毎月1回、10名ほどのメンバーが近くの喫茶店に集まって生涯学習を実施しています。皆高齢者で、私のように耳が遠く補聴器を付けて参加している者もおりますが、それでも会話の全てを正確に聞き取れるわけではありません。こじんまりした会場だから、何とか付いて行けるのです。
ですが、それで、発言発表の形式において、原稿も補助器材も何もなしに1,2時間話すような人の能力を称賛しがちですが、聴衆にとっては最も有り難くない講師です。健常者でも、聞きこぼしや聞き忘れはあるでしょうし、私などは、半分聞き取れればよい方です。
そこで、私たちのクラブでは発表内容をプリントにして皆に配布したり、プロジェクターでスクリーンに大写しするなどして、発表者が読むのに合わせて、全員が同じ文章を目で追います。発表者の声の調子や所々での補足により十二分に聴衆に内容が伝わります。勿論それなりの準備は必要ではあります。