79歳になって、急に脚力が弱ってきた。わずか100mほど歩くと、足腰が疲れて、動けなくなり横になって休むしかない。聴力の方は50代から衰えが見えたがここに至って急速であり、デジタル補聴器を購入して、何とか持たせようとしている。
自らの来しかたを振り返ると、55歳のとき、うつ病で中途退職したのが最も残念なことであった。しかし、4人の息子は定職に就き、家を持ちいずれも結婚して、安定した暮らしができていることには満足している。家裁の人だった私は仕事を通じて、子育てのポイントを掴むことができた。またそのことを自ら募ったメンバーに告げる機会を得て幸いだった。
私生活ではバレエのブログを書き、「家庭教育」と「里山の民俗神」に関する本を出版することができた。
そして、ここ数年間はスライドとその映写機を蒐集し、それを著書にまとめることに専念している。それが完成するまでは死ぬに死ねない。