ちょっとそこまでフーリガン -4ページ目

素敵なラブソングが聞ければいい

僕の家の前には

近くの大学の寮的なアパートがある

時に若者が騒ぎ

時に外国人がハロウィンをし

時に新入生が希望を胸に抱き入居するアパート。



僕は結構な確立で

そのアパートを眺めている

良く言えば

張り込みをする刑事が如く

悪く言えばストーカー



まぁ

そのアパートさっきも見ていた

頭にタオルを巻いて

携帯片手にうろうろする若者を見ていた。


すると

一人の女の子が帰ってきた

越してきたばかりなのだろう

鍵の開け方が分からずに

ドアの前でパニくっていた


するとさっきのタオル少年が

「どうしたの?」と女の子に近づいていった


何も言わず戸惑う女の子

少年は「中国人か」と

僕の部屋まで聞こえる声で言った


その子は留学生

JAPANのドアに戸惑ったのだろう


「貸してみな」と

鍵を取り

ガチャガチャやる少年


しかし

開かない。


少年もパニくる。


「ちょっとまってて」と少年は

二階の自分の部屋に戻る


1階のドアも2階のドアも僕の部屋から良く見える



少年は自分の部屋のドアの鍵を一回閉め

そして開ける


閃いたのか?

「わかったぞ!」と

僕の部屋まで聞こえる大きい声

心の叫び?

1階へダッシュの少年

また鍵を借り

すんなりと開けた



要は

上下の鍵を開けないと

ドアは開かない

と言う簡単な話。



何が言いたいのかと言うと

そのアホらしくてかわいい少年と

留学してきたばかりの中国人女の子が


コレをキッカケに

素敵な恋愛に発展したら


オジサン嬉しいな


って言う話でした。

プラチナハート

昨日の夜


久々に酒を飲んだ


泥酔してしまうくらい



一人寂しくグデングデン



そして


訳の分からない行動



携帯に入っている


アドレス


女性にメールを送った


普段メールなんかしない人ばっかり


6人くらい



もちろん


完全に疎遠な人には送らなかったけどね




内容は


「今幸せですか?

宗教とかじゃないよー」



なんだこれ?



こわいよねー


深夜に


メールなんかしない人から


こんなメール送られてきたら




でも


一応全員返信はくれた


今朝くれた人もいるけど


それは謝りました






返信の内容は


みなさん


幸せなようで


なによりでした



ふぅ~



幸せになりたいよ。


会社なめ男

昨日の昼間

ビニール袋に

鶏肉・醤油・酒・みりん・にんにく・卵を入れて

もみもみ




そこから鶏肉取り出して

違う袋に入れて

小麦粉と片栗粉入れて

もみもみ


寝る前に

フライパンに油たっぷり入れて


準備オーケー



今朝は5時に起きて

ジュウジュウ油で揚げる

ホクホクの唐揚げの出来上がり

ホワイトデー

あの子達喜ぶんだろうな…


な、予定だった。





携帯がなって起きる


上長からだった

時間は

8時になっていた。


明るく清清しい朝

僕はパニック


大遅刻です。


準備した唐揚げほっぽり出して

家を飛び出す


会社に着くと

みんな物凄く忙しそうにしてたから

さりげなく紛れ込んで

遅れたのは無かったことにした。



午前中

頭にあるのは唐揚げのことだけ



12時になり

僕は

「ちょっと家帰ります。1時までには戻ります。」

と会社を飛び出した。




家について

テレビをつけて

いいともに出てた北川景子ちゃんを拝みながら


唐揚げ揚げたよ


会社抜け出して

唐揚げ揚げに家に帰る社会人


僕以外にいるんだろうか?

きっといないでしょう。



事務所に戻って

坂本竜馬ビールとチョコビールを手渡し

唐揚げを「ほれ」といいながら渡した。

今日唯一良かったのは

あの子らが喜んでくれたこと

美味い美味いと言いながら食べてくれたこと

他の社員の冷たい視線に負けず

「だろ?」

と僕が言えたこと。




決して会社を

社会を

なめている訳ではない。