前回は、
「空気を洗えば、睡眠の質が上がる」という話を載せました。
睡眠の質が上がれば、
疲れも取れますし、自律神経を整え、カラダの代謝や内分泌系、免疫系も整えますので、
美容にも効果的。
まさに質を上げて悪いことはありません。
では、今回はその空気を洗う性能を持った、空気清浄機の選び方を紹介致します。
空気清浄機って数年前からやっぱり流行りだしてきて、贅沢品というよりは既に日用品の域まで来ていると思います。
特にストレスを抱えていると言われている現代人にとっては、他の家電を差し置いてもまずは置きたい家電ではないでしょうか。
しかし、身近なものになってきただけに、各社多種多様の製品を出してきています。
似たり寄ったりで何を基準に見たらいいのでしょうか。
中には置いてもあまり意味のないものまでありますので、
選び方には注意が必要です。
ではその基準を上げていきます。
まず。
「CADR(クリーンエア供給率)」という規格が表記されているものが一番安心です。
これは簡単に言うと、
「フィルターを通ればどれだけのものがどれだけ取れますよ」
ではなく
「実際に部屋の中の空気をこれだけ綺麗にしますよ」
という基準になります。
少し前に、シャープがこの規格を取得して大々的に宣伝していましたね。
空気清浄機の性能として、部屋の空気を動かすという性能は必須になります。
能力を発揮出来るかどうかは正しい気流が作れるかどうかにかかっています。
フィルターを通って初めて空気は綺麗になりますから。
日本製品でよくあるのは風量表示です。
風量がわかっても、空気の出し方で空気の循環の仕方は違いますし、
実際に部屋の空気がどれだけ綺麗になるのかを知るものとしては、情報として乏しいです。
ではCADRという規格を載せておきます。
理系でない方は飛ばしていただいてかまいません(笑)
まず、AHAM(米国家電製品協会)というところが調べて発行する規格で。
実質世界基準の規格です。
日本人は真面目というイメージがあるかと思いますが、
総じてアメリカの規格の方が断然厳格です。
日本の場合好条件に好条件を重ねて瞬間最大風速的な表示ができますが、そういったことができません。
(後の回で出てきますが、栄養食品の規格なんて日本はザルもいいとこなんです(笑))
CADR値の測定は非常に厳密なものとなっています。ごまかしができません。
計測法はサイズの異なるタバコ、花粉、埃の3種の粉塵の除去率をテストしますが、
事前に自然減 衰(床に落ちたり壁に取り付いたりする粉塵量)を計測しておき、実際の除去量から後で引かれます。
簡単に言うと、純粋に空気清浄機が集塵した量だけを測定します。
テス ト時間はタバコと埃が20分、花粉が10分、そして同じテストを3回繰り返して平均値を出します。
その際、テスト機は流通在庫から無作為に選ばれた物を使います。
なので好条件にカスタムしたものやチューニングした物を使うということができません。
そして、適応畳数の割り出しも、AHAMが決めます。
適応畳数の決め方は、
1時間に1回換気をした(人が出入りした)場合に最低80%のタバコ煙を除去することが出来る面積を指し ます。
少し長くなりましたが、
かなり厳密に、実際に即した測り方をしているのではないでしょうか。
選び方として、
あと2項目あるのですが、
今回は長くなりましたので、
オーバーヒート防止のために
2回に分けて載せたいと思います。
次回は、
空気清浄機の選び方、
残りの2項目をご紹介します。
本日もありがとうございました。