こんばんは。

元生活保護の面接相談員をしていたあおいです。


個人的に今後の変化が気になるものでもありますので、今日は「外国人の方の生活保護亅について、独語を吐いて行こうと思います。


そもそも、生活保護制度は、国民のための制度です。

ただ、やむを得ない状況にある外国人の方たちにも致し方なく適用している、と言った具合です。


長く同じ部署にいる、正規職員では無い私には、「この人、国に帰る費用を出してあげたほうがよほど安く済んだのでは?」

と思ってしまうような人も結構いました。


曰く、

「私は外国人だからなかなか雇ってもらえない」

→じゃあ一旦帰国しては?

「ニホンノセイカツホゴおカネ持ち♪ワタシのオジサンも◯県でウケてるよー」

→は?ふざけるな。

他にも色々あった気がするのですが、印象に残って、かつイラッとした発言でした。


外国人の方が生活保護の相談に来られた際、まずは外国人登録証を確認させていただきます。

そこに記載されている住所地の管轄が実施することになっていますので、実際にいる場所と外国人登録証に記載されている場所が違う場合には、実施責任のある自治体さんにも連絡する必要があるからです。


あと、私が相談員をしていた頃は、日本語があまり理解できなくて、フィーリングだけでこれまで乗り切ってきた、みたいな方もいらしたので、スマホの翻訳アプリを活用して、精度の説明や、聞き取りをしていました。


それでも、母国語の読み書きができる方とのやりとりはスムーズな方です⋯。


日本の識字率ってすごいんだなあ、としみじみ思うほどに。


ある国から数十年前に来日して、働いていた方は、母国の大学を卒業されている方でした。

日本語はカタコトですが

話せるものの、細かいところはフィーリング、タイプでしたが、資料を母国語に翻訳しながら読んでいただくことで、制度の意味や、約束事について理解してもらうことができました。


また別のある方は、母国でも貧しい地区で幼い頃から農作業をしていた(通訳さん談)ため、母国語の読み書きもできない上に、通訳さん曰く、使用されている母国語もとても癖が強い(方言的な)ため、ちょっと色々難しいみたいな。


日本って(略)


カタコトで、フィーリングでもこれまで働いて生きて来られたのはすごいです。


私は例えば自分が同じような形で他の国で、同じ生活ができるかと聞かれれば「無理!」と即答します。

例えそれが日本人観光客が多くて日本語がわかる方の多い英語圏とかでも。

だって、中高六年間学んでもまともに意思疎通ができないレベルの英語教育(これについては本当にマジで)なんですよ?


小学校の高学年の頃から英会話教室に通って、それなりに英語が得意でしたが、全盛期でギリギリ相手が行きたい場所を聞いて、道案内ができる程度でした(実際に経験)


日本語は、外国の方からはとても難しい言語だと何かで読みました。

何十年暮らしていても、言い方一つで通じない言葉がたくさんありました。


特に、役所の人間が使うような堅苦しい言葉や、日常生活では使わないような単語は、フィーリングで聞き流されてしまいます。


だから不正受給が発生した時に

「そんなこと聞いてない!」

と反発されることも。

不正をするつもりはなかった、それがだめなこととは聞いていない、知らなかった。

と。


そうさせないために、翻訳アプリを使うようになったのですが、それは教育を受けることができた人にしか通用しない方法でした。


一部の外国人の方は、母国のコミュニティみたいなのがあって、そこのツテで仕事をもらって生活していた人もいますよね。


仕事ができているうちはいい。けれどその先は?

母国に帰ることを前提にしていない人が多い気がするのは文化の違いなのでしょうか?


帰りたい方には、生活保護を適用するよりも、飛行機のチケットを支給したほうが色々費用が抑えられるのでは?とも。


あと、日本人の生活保護申請より外国人の方が通りやすい問題。

これは、申請受理してから、決定までの間に行われる調査の中で、国を越えてできない調査(戸籍、親族の有無、母国の資産状況など)があるためです。

だから、現状だけで判断することが多くなります。


今後、制度の運用も変わってくると思います。

正しく日本人が、税金を納めている人たちが報われるようになって欲しいな、と願うばかりです。


独語にお付き合いいただきありがとうございました。