お付き合いをして早々に、一緒に暮らしてみよう。ということになり、彼のお宅に荷物を運び入れました。
その頃には、小さな疑問が積み重なって来ていましたが、見ないフリをして付き合い続けている状態でした。
一緒に暮らしてから、更にその疑問が大きくなっていきました。
例えば、、、
マラソンが趣味の方でしたが、走るのが嫌いな私に、自分の趣味を押し付ける。
「痩せたいなら走るのが手っ取り早いよ。ほら、見ててあげるから少し走ってみなよ」
私は極度の外反母趾です。
普通に歩いてるだけで、薬指と中指に痺れが走ります。
この状態で走ると、足の裏と指がジンジンして、赤く腫れ上がります。
だから、嫌いなんです。
苦手だってだけじゃなく、嫌いなんです。
それもしっかり伝えてるのに、
お構いなしで、走らせようとします。
例えば、、、
飼い猫を私はこよなく愛してます。
その仔への対応が異常でした。
イライラしてると、その仔に八つ当たりするんです。
首元の皮を掴んで、振り投げた事もありました。
「やめてよっ！」
思わず大きな声が出ましたが、謝罪も反省も無く、ただムッとしてました。
51歳にもなるのに、こんな感じなの？
どんどんガッカリ感が募って行きます。
そんななか、京都に旅行に行くことになりました。
旅行に行きたいし、5日間ハネムーンのつもりで行こうとの事でした。
迷いながらも行くことにしました。
一泊3000円の民泊で、移動は車。
半々運転していきました。
旅先のご飯は全て割り勘で、
旅費として2万円出して欲しいと言われ、
失業保険で生活していた私にはキツかったけど、
そういうものかなと渡しました。
その頃には、その人の嫌だなと思う部分が積み重なり過ぎて、価値観の違いが凄すぎて、別れようかな。
と言う気持ちが募って来ていました。
お金に関する考え方もあまり合わない。
旅行の楽しみ方も合わない。
神奈川から京都にまで行ったのに、入るお店は、スシロー、餃子の王将。
嘘でしょ？と思いました。
私は旅先ではその土地ならではのものを食べたいタイプです。
合わないなぁと思いました。
隣接した家々を見て
「この辺は京都の中でも田舎だから、家と家の間隔が物凄く近いんだよ。町屋文化だね。一般的に考えたら信じられないぐらいの距離感だよ。
まあ、貧しい地区だからね。そうなるんだろうね」
私から見ると、充分立派な家々に見えます。
並び立つのは新興住宅地の綺麗な家々。
なんでそんな事を言うんだろう？って疑問に思うことばかりが増え、何故か車で行ってるのに、2時間歩いて国道沿いを移動したり。
国道沿いに立ち並ぶのは大型チェーン店。
神奈川とそんなに変わらない景色。
京都に来た意味が無いな。と思い出した頃
「別行動にしよう。御朱印埋めたいから、1人で行ってくる」
とのことでした。
ひとりで三十三間堂をまわっているときに、
開放感と楽しさを感じ、
あれ？私ひとりで良くない？
あの人と居ない方が楽しくない？？
そう気づきました。
1人で居る方がよっぽど楽しい。
こんなに嫌な想いをしながら、結婚して経済的に支えて貰ったとして、そんな人生が私にとっての幸せ？
幸せな結婚？
幸せな結婚って何？
日々の楽しさや、心地良さ、相手へのありがたみが自然と湧き出てくるような相手と、楽しく暮らしていくのが幸せな結婚じゃない？
私にとっては。
あの人と一緒に居ると、苦しい、辛い、嫌な思いをする事が多い。
別れよう。
それと、、、仕事しよう。
仕事への自信はないけど、嫌な思い、辛い思いをしながら経済的に支えてもらう目的だけで結婚するのは違う。
それは私にとって幸せな結婚じゃないし、楽しい日々じゃない。
1人で生きて行こう！
次に付き合うなら、大好きになった人と付き合う事にしよう！
この決意が、この後の人生の流れを劇的に変えることになりました。