わたしたちは
生きているといろんな役が貼りついてくる。
それは
『◯◯学校の△年生』
だったり
『××会社の⚫︎⚫︎部』
だったり
『主婦』
だったり。
それは
『こども』
だったり
『いもうと』
だったり
『ははおや』
だったり。
だけど
わたしたちは
それ以前に
『わたし』
だ。
異なる自身の姓と名を持ち
異なる自身の最もベストなタイミングでこの地球に生まれてきた
『あなた』
だ。
あなたを象徴する肩書きがあっても
それは『あなた』そのものではない。
投影された何か、照応する何かであっても
それは『あなた』そのものではない。
この社会で生きていくには
わかりやすい肩書きや役職がある方が
楽でスムーズなシーンもたくさんたくさんある。
それによる恩恵もたくさんたくさんある。
だけど
置いていかないで。
『わたし』を。
『あなた』を。
どんな役割があろうと
どんな肩書きがあろうと
連れていって。
『わたし』を。
忘れないで。
何があっても
いつだって
『わたし』
という帰る場所があることを。
全ての肩書きや役割を剥ぎ取った後に残る『わたし』
その自分であることに集中できること。
それは難しくも贅沢でとっても豊かなこと。
それはわたしたちを在るべきところへ連れていく。
とても美しく豊かな世界へ。
るーらー