市役所で介護の申請を出した。

父と面談できる日を後日
連絡くれるらしい。

それから介護の認定が出るまで
1ヶ月くらいかかると言われた。

母は施設に入れたいと言う。

施設によって金額は違うが
私が住んでいる市では
一番安い施設で月16万かかる。

とても払えない。

介護が始まれば私より母の方が
負担が大きくなるので
施設は無理!とは言えなかった。

でも母も無理なのは分かっている。

まだ介護生活が始まっていないのに
母はピリピリしはじめた。


人生で一番大切なのは命だ。

しかし命を維持するにはお金がかかる。
家族が共倒れしない為にも
お金がかかる。


誰かが日本は貧乏人は
病気になったら死ぬしかない国。

と言っていたが
本当にそうかも…

それなら安楽死を認めて欲しい。


父は倒れてから寝たきりで
長生きする家系なので
これからが長くなるねと
母と話していた。


しかし母は

私は持って年内じゃないかと思うわ。

と言った。


願望なのかな。


死んで欲しいとは言わないけど
介護が長引くのは憂鬱だった。



先生から
お父さんは歩けるようにならないかも
しれないから車椅子での
生活をイメージして準備した方が
いいと思います。
と言われた。


ネットで絨毯を探したけど
絨毯も結構な値段でため息が出た。


そして
どんなに嫌いでも
人の命がかかっている時に
お金の心配をしている自分や
今の環境を心からイヤになり
吐きそうになった。


これから介護に疲れ
お金の工面に疲れ
イライラしたり自分を責めたり
人生を憎んだりする
生活が始まるんだと気持ちが沈んだ。