スタミナそば
ちょっと所用があって、京橋に来てます・・・
時は、昭和時代・・・昭和何年とは、言えないくらい古い話です
寝屋川から、京阪電車に乗って、京橋で下りて、国鉄環状線に乗り換える時
ここで、さっさ~と、うどんや、そばを、1分足らずで、よく食いました・・・
最近は、というより、平成になって、1回も来てないような気がします・・・
ちょっと、甘目の出汁で、唐辛子を思いっきり、振って食べると、結構いける味なんです
立ち食いうどんなんです・・・
うどん・そば 京橋浪花
オッチャン、スタミナそば、ちょうだい
「ほいよ~」
チャポン~!
シャバ~!、シャバ~!シャバ~!
ドシャ!
チュ~~~
ポン、ポン
「ほいよ~」
この、おにぎりも、貰っとくわ~
「よっしゃ~、538円や~」
しまった~!…500円、超えてしもた~
・・・取り敢えず、店先に置いてあります、低いテーブルに、スタミナそばと、おにぎりを置きます
おにぎり158円 スタミナそば380円
スタミナそばと、いうのは、エビ天1枚と、生玉子が入っているんです・・
昭和の時代から、そない呼んでます・・・古い話ですから・・・
記憶は、間違っているかもしれませんが・・・たしか、昔は、スタミナそば・・・
200円代やったと思います・・・
しかし、そんな時代から、ず~~と、無料のものがあるんです・・・平成になってもです
唐辛子、無料でっせ~
それから、びっくりしないで、くださいね~
ここの、えび天・・・えびの身は、この、えびの尻尾だけで、作ってあるんです・・・
あとは、メリケン粉で、作った衣だけなんです
えびの尻尾
これも、平成になっても、ちっとも変りません・・・
貧乏人の、恐ろしい、知恵と技です・・・
そうや、あの少年・・・何処へ行ったんやろか・・・
客が食べ終わって、積み上げた、丼を、一つ、一つ、掴んでは・・・
丼の底に、残していった、えびの尻尾を、摘まんで、ムシャ、ムシャ、食うてた少年・・・
わたしと、目が合って・・・
「えっへっへっっへっへ」
と笑っておりました・・・
笑う少年
一句、いきます
貧乏メシ 残さず食べる えび尻尾
嗚呼昭和は、遠くなりけり