親子丼セット

「どうぞ～、入ってください～」

看護士に促されて、ノッポの先生の待つ、診察室に入っていきました

「そこへ、座ってください」

先生は、わたしの、血液検査成績報告書を、見てます・・・

「うーーーーん、お酒呑みますか」

はい、毎日

「そうか、それで、γＧＴＰが、高いんやな・・・それ以外は・・・」

それ以外は・・・

「申し分なしや～」

あのう・・・痛風の、尿酸値の数値は、どないなってますか

「５．６や・・・７以下やな・・・」

わお～～！

何たることや～、サンタルチーヤ～、わたし、健康なんで～す～

嬉しくなって、ならやま大通りを、奈良に向かって、パカラ、パカラ、パカラ・・・走ります

昼メシを食うたろ・・・・キッキッキキキ！

蕎麦匠雀

・・・入口に、本日予約のため、１２時開店・・・と、書いてあります・・・今、１２時５分前・・・

ガラッ！ガラ、ガラ、ガラ、ガラ、ララララ・・・

ニコ、ニコ、笑って、オバハンが出てきました

「どうぞ、お入りください～、間もなく、１２時ですので～」

髪の毛を、後ろにひっつめた、小太りのオバハンです

はい

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

入ると、奥の座敷の方から、ネーヤンたちの、馬鹿笑い、聞こえてきました・・・

窓辺の、２人用の、テーブルに座りました

「もっと広い、テーブルにお掛けになってください・・・」

と、言って、オバハンがお茶を持ってきました

いえ、ここで結構です

「大きな体で、狭くないですか」

大丈夫です

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

これ、ちょうだい

と、メニューを、指さしました

「はい、親子丼セットですね」

うん

向こう厨房の方では・・・間違いなく、オバハンの子供やと分かる、瓜二つの顔したニーヤンが

忙しく、働いております

それから、３０分ほど、待たされたでしょうか・・・

オバハンが、何度も、奥の座敷に、料理を持って、運んでいくことを繰り返しております

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

大きなお皿に、鴨肉や、野菜を運んでおりましたので、きっと鴨鍋パーティーやと思います

メニューを見ると、鴨鍋、１人前、３２００円と書いてあります・・・

「長い事、お待たせしました・・・」

と、言って、オバハンが、やっと持ってきました

親子丼セット（ミニそば、漬物付き）　７７０円

関西の伝統食、Ｗ炭水化物セットでございます・・・実に健康的です・・・それでは～

放火でございます

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

追火でございます

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

麺スケキヨ

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

大黒天

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

ムンクも笑っております

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

ぞうさんでした

キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ、キャッハ～～

実に健康的でっしゃろ～

アホ