こんにちわ、防災クンです。
12月に入り、各地で寒波が押し寄せて来ています。
あなたは体調を崩していませんか?
私は、日本の冬が苦手です。(笑)
さて、今回は感染症についてお話ししていきたいと思います。
まずは、感染症の歴史についてです。
人類はこれまで、さまざまな感染症と闘ってきました。
例えばペストは、14世紀頃に欧州で猛威を振るいました。
ハンセン病は、差別問題にもなりました。
インフルエンザは、ウイルスが形を変えて流行を繰り返しています。
など、例を挙げれば切りがないですね。
我々は感染症が確認されるたびに、ウイルスや細菌など病原体の探索、薬やワクチンの開発が行って来ていると伝えられています。
そして、世界で初めて撲滅に成功した感染症でもある天然痘は、種痘というワクチン接種が世界に浸透して、世界保健機関が1980年に根絶宣言をした事で、あなたも周知していると思います。
しかし、今現在も有効薬がないウイルスもあるほか、病原体が巧妙に形を変えて薬に耐性を持つものまでも出現しています。
そして、エイズや鳥インフルエンザなどは、新興感染症と呼ばれて1970年以降に認識されました。
さらに、再興感染症と言われる紀元前からも痕跡が見られるマラリアや国民病と呼ばれた結核など、過去にはやったものが再び流行し、われわれを悩ませいます。
現在、西アフリカではエボラ出血熱の感染が広がり、緊急の課題となっています。
そして、日本では、なんと70年ぶりに渡航歴がない方がデング熱による感染例が確認されました。
世界中で脅威となっている感染症。
課題や対策、日本が取り組むべきことは何か?
長期にわたり、アジアやアフリカなどで感染症対策に尽力されてきた熱帯医学研究所の教授は以下のようにお話して下さいました。
西アフリカでのエボラ出血熱の感染状況はー
2013年12月にギニアで確認されたエボラ出血熱は1年もたたずに、リベリア、シエラレオネ、ギニア、セネガルと一気に広がった。
WHOによると、14年9月までで6000人以上が感染し、死亡者は3000人近くに上った。
この感染症は、40年間で最も深刻」と緊急事態が宣言されるまで感染拡大してしまった理由は何か?
二つある。
まず一つ目は、アフリカで土地開墾などの開発が進んだことだと言われる。
森林を伐採して道を造ったり、街を大きくしたりした結果、森にすんでいた動物とヒトとの接触機会が増えて来た。
エボラウイルスの宿主として考えられているコウモリもそうである。
二つ目は、その開発の結果、人口密度が増す都市化が進んだことです。
人が増えたことにより、都市から町、町から町という移動が頻繁になります。
開発前までならば、どこか小さな町で起きた感染は、その町だけにとどまるケースが多かっただろうが、移動が増えるとその分、広がりやすくなる。
と、お話しされた様です。
この事から、自然界をないがしろにして、人が文明を進化させ続けると、今回の感染症や災害などが起こり得ることがあるのを、認識せざるを得ないですね。
次回は、日本の温室効果ガス排出量は、なぜ増えたの?をお伝えします。
最後まで読んで頂きまして、感謝します。