真のリーダーシップについて学ぶ | インドネシア生活・就活情報

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Lead Like Jesus: Lessons from the Greatest Lead.../Ken Blanchard

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この本は聖書に書かれているイエス・キリストの生き方から、
私たちがどのようにリーダーシップを発揮していくべきかを示してくれます。
今日は、この本から、エッセンスを少しだけご紹介させて頂きます。

真のリーダーとは、誰かに仕えられるのではなく、
誰かのために仕えていく人のことを言います。

マルコによる福音書10章43-45節にはこう書かれています。

「あなたがたの間で偉くなりたいと思うものは、仕える人となり、
あなたがたの間でかしらになりたいと思うものは、すべての人の僕と
ならねばならない。人の子(イエス・キリスト)がきたのも、
仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして
自分の命を与えるためである」

誰がリードし、誰が従うのかと問われた時、
自己中心的なリーダーは、彼らこそがリードし、
他の人々が従うべきだと考えるでしょう。
そこには、自分の利益を優先にし、
他の人々は彼の利益になるために従うのだというエゴイズムがあります。

一方で、真のリーダーは自分の利益を優先にするのではなく、
彼に与えられたビジョンを果たすことを優先します。
リーダーに与えられたビジョンとは何でしょう?
それは、他の人々が組織のビジョンを達成するための知恵を教え、
準備をさせ、その人が次のリーダーとして
さらに次の世代を導いていくことができるように、彼の成長を助けることにあります。

ある人がリーダーとして特定のポジションにいる期間は限られていて、
時期が来たら、そのポジションを自分の弟子に継承していかなければなりません。
従って、リーダーになった時から弟子訓練が始まるのです。

まず、リーダーは達成すべきビジョンを描き、弟子達に明示すべきです。
そのビジョン達成のために、今、すべきことをブレークダウンし弟子に教えます。

その時に大切なのが、弟子との信頼関係を築くことでしょう。
複数の人が一緒に働く際に信頼は不可欠な要素です。
信頼は、お互いに愛があってこそ築くことができます。
従って、リーダーは弟子を訓練する際に愛情を持って接することが必要になります。

仕事において、まず、リーダーが手本を示し、
弟子にやり方を説明し、実践してもらいます。
このとき、弟子が失敗したとしても、リーダーはそれを非難するのではなく、
弟子の失敗をフォローアップするようにします。

失敗した場合でも、リーダーがサポートしてくれることで弟子は安心して
次も挑戦していくことができます。
そして、失敗をしないためにどうすべきだったのかを
愛情を持って弟子に諭してあげます。

振り返ってみると、自分のリーダーシップには、
後輩への愛情が不足していたように思います。
また、組織のビジョン達成というよりも、
如何に楽で無難に仕事を終わらせるかという
事なかれ主義がなかったとも言えません。

また、後輩が仕事をうまくできなかった時、
愛情を持って接するというよりも、
イライラとして感情的に接してしまっていたかもしれません。

イエス・キリストをお手本に、謙虚に自分の態度を変えていきたいと思います。