インドネシアのクリスマス | インドネシア生活・就活情報

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インドネシア語でクリスマスのことを
Hari Natal(ハリ・ナタル)といいます。
直訳すると「ナタルの日」という意味です。
「クリスマス」が「ナタル」だなんて全く違う言葉だなあ
という印象を感じていましたが、特に気にすることなく覚えていました。


ところで、最近地球の歩き方「ブラジル」を読む機会があったのですが
「Natal ナタル」というブラジル東部の名前が目に飛び込んできました。

説明を読むと、ナタルという町は1599年12月25日に創設されたので
ポルトガル語で「クリスマス」を意味する「ナタル」という
名前を付けたそうです。

ん??ポルトガル語???

確か、インドネシアはオランダの植民地であったはず。
不思議に思って、もう一度インドネシアの歴史を調べてみました。

すると、初めてインドネシアにやってきたヨーロッパ人は
ポルトガル人だったということが分かりました(1511年)
日本同様、インドネシアにもこの時にキリスト教宣教師が
やってきて宣教活動をしたようです。
だから今でもクリスマスのことをインドネシア語で
「ナタル」というんですね。
てっきり、オランダがキリスト教を伝えたものだと勘違いしておりました。

この、「ナタル」というのはラテン語の「natalis」から由来していて
「生まれる」という意味だそうです。
ですから、インドネシア語の「ナタルの日」というのは
イエス・キリストの生まれの日(誕生日)という意味になります。
面白いですね。

欧米人で「Natalie(ナタリー)」という名前が良くありますが
これは、このラテン語の「natalis」が語源の様です。
キリスト教と関連があるとは知りませんでした。

※ちなみに、オランダが初めてインドネシアに来たのは1598年で
オランダ語でクリスマスは「kerstdagen」というそうです。

ブラジルの地球の歩き方から、インドネシアの歴史に想いを馳せ、
ナタリーさんの名前の由来について考えてみました。
こう考えてみると歴史が一層楽しくなってきませんか?


「Oh Holy Night」by Nikita(インドネシアの有名な歌手)