中国で暗号キーを当局に届け出ると… | ライフイベントコミュニティのブログ

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中国では表向きはテロ対策の一環として反テロ法立法を進めています。

これはどんなことかと言うと、米国ではCIAやFBIがIT大手企業のグーグルやマイクロソフトなどに対し個人情報を保護するために暗号化しているキーを関係機関に提出するよう依頼していますが義務化されていないため個人情報を保護する意味でもこれに反発し今のところは個人情報が保護されています。

“保護されている”というのは、データベースサーバーに記録される個人情報は全て暗号化されているため、CIAやFBIがデータを盗聴などしても内容が解読できないと言うことなんです。

対して中国では当局に対して暗号キーの提出を義務付けるために立法化を進めていますが、米国やその他の国がこれに反発しています。

暗号キーを当局に渡すと中国国内に設置されたデータベースサーバーに記録されている個人情報の暗号化を解読することができるようになり、把握できてしまう訳ですね…
この場合に当局が閲覧できるできるサーバーは中国国内に設置されたサーバーのみになりますので、日本や米国で同じサービスが展開されていたとしても中国がデータベースの内容を見ることはできませんので安心してください。あくまで、中国国内に設置されているサーバーが対象という話です。

現在の暗号化技術はいくつかありますが、組み合わせることによってほぼ解読不可能な状態(強度)にすることができます。

仮に暗号を解析して解読しようと試み、処理能力の高いコンピューターを使用しても数十年から数百年はかかるほど強力になっています。もちろん、適切にセキュリティ対策が施されているサービスに限定されますが。。

ゆえに、各国政府機関ではITサービス事業者に対し暗号キーの提出を要請する訳ですが、ITサービス業者の信用に関わることであるため、本件に関してはすんなりと応じることはないようです。

しかしながら、中国の巨大マーケットを考えると喉から手がでるほど進出したいと考えるのは普通の事であり、中国国内限定の話であれば実質の被害を蒙るのは中国人となるためこの要請に応じることもなくはありませんね。

中国人自身が自分の個人情報を保護したいと思うのであれば中国人自身が当局と話し合い行動することが必要ですね。


♂ELAMICA




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