笑えなくなった。
面白いだなんて感じなくなった。

まるで体の中のものがすっぽり抜けてしまったようだった。

そして、幼児のような物言いに行動。
その時私は中学生という自覚すら薄れていたように思う。


そんな日々が続いて、3日目、担任から電話がありフリースクールがいいと言われたと言う。
所詮、見てみぬ振りの姑息な担任は自分のクラスにいる問題児が邪魔だったんだろう。
その時から今でも私は人を信じられない。
たった一歩なのに、足が動かない。
イライラとした母が腕を引っ張ってくれたおかげで外に出れた。
外に出れば歩けた。
けれど、一駅先の繁華街に着くまで顔を上げることは出来なかった。

下校時間とかぶる時間帯にかえって来てしまった私は、顔を隠すように俯き早歩きで母を置いてまで家に帰った。

夕飯を食べているときに妹に言われて初めて知ったが、私は目が焦点が合っておらずオカシかったらしい。
そして何よりも、笑えてなかったらしい。
まるで人形見たいだと言われた。

母に妹はシッと口止めをしたが遅かった。
母も気付いていたんだ…
ショックだった。
自分がオカシイという事実が。
泣きながら学校に行きたくないと言う私をみた母は玄関から私を引っ張るように部屋に入れてくれました。

制服姿で立ち尽くし、母が学校に休みの連絡を入れ終わる頃には涙も止まっていました。

母が言うには私は目の焦点が合わない抜け殻のようになっていたそうです。

そんな状態にも関わらず学校に行きたくない理由を聞いてきた母に私はばい菌扱いされてること、担任も分かってくれないことをそれとなくいいました。

その日、気分転換にと外に連れ出そうとした母ですが私も頭では気分転換に遊びに行こうと考えていても家の玄関から出れないのです。