北米トヨタについて③
<再補足>
当然であるが、現地生産だけではなく、日本から輸出も行っている。
アメリカ内では、現地生産比率が低いという声も少なくない。
さて、円安時は、現地で生産するより日本から輸出した方が安い。
円安時は、輸出したほうが利益が上げられるのだが、
貿易摩擦を考慮し、輸出を抑えてコントロールしている。
上記のような政策も行っている。
北米トヨタについて②
<昨日の補足>
1ヶ月前に、北米の生産体制を再構築すると報道された。
(AL、IN、TXのトヨタ工場で、SequoiaとTundraの生産ラインが 8月8日~11月まで停止)
販売量・生産量を落としているのは
Tundra(トラック),Sequoia(SUV),Tacoma(トラック)の高燃費車で、
低燃費車は生産・販売量拡大の予定である。
高燃費車が売れていない理由には、ガソリン高騰がかなり影響している。
アメリカは(NYなどを除き)車がなければ生活できないため、
人々が自動車を持たなくなることはない。
しかし、土地が広すぎる。
乗る距離が長く、ガソリンの値段が上がると、日本よりずっと影響が大きくなる。
2~3時間運転して買い物に行くのが当たり前という田舎の人も
数多くおり、一家族に車4台なんて普通だ。
ある人は月$100~200くらい前より多くガソリンに払っていると言うが、
それが4倍(4台)って考えたら一般家庭の家計への影響は… !
よって、高燃費の車から小型車・低燃費車に乗り換える人が急増中である。
実際、カローラなどは生産が間に合わないくらい売れている。
しかし、だからといって、短期間で大規模に生産量を拡大できるわけではない。
工場の生産ラインは決まっていて、そのラインで1日に生産できる車数にも限度がある。
だから、トヨタは生産ラインの引越しをすることに決めた。
Tundra生産を一工場(TX)にまとめて、(今まではIN工場とTX工場両方で生産)
MS工場ではSUV Sequoiaを生産する予定だったが、急遽プリウスを生産することになった。
また、今まで低燃費車の生産量をあげていなかった理由の1つに、
単純にSUVやトラックみたいな大きな車が人気だったからというのもある。
上記に合わせてTundraなんかを大量生産して、
Sequoiaを新工場(MS)で生産する計画を立てていたのだ。
ところがガソリン高騰で燃費の悪いトラックやSUVは全く売れなくなり、
それで生産ラインの引越しを実施することにした。
トラック・SUVの減産分、今後はカローラやプリウスなどの
低燃費車をどんどん売っていく予定、としている。
―――
ただ、その拡大生産・販売について、内部で制御しているのだ。
―――
トヨタのトップも言っている。
「GMが崩れたらアメリカの経済が崩れる。」(非公式)
また、トヨタは生産停止中も、誰も解雇せず、
(完全ライン停止のTX工場でさえも!)全ての従業員をフルで活用するらしい。
現地雇用にも気を使っているのだろうか。
素晴らしい。
北米トヨタについて①
「トヨタ自動車、4―6月期決算 四半期で初の減収減益」
のニュースについて。
北米の販売不振とか、販売台数の下方修正とか言われているが、
実際のトヨタは、北米において、サブプライムショックに関係なく
今まで以上に売上を伸ばすことはできる。
低燃費車を前面に出して、フォードやGMの顧客を取れば
減収にはならない。
しかし、それをやってしまうと、過去の貿易摩擦問題で
起こったような、日本車叩きが繰り返される可能性が
高いので、あえて生産量を落としている。
アシスタントさん⑤
目的を見極める
派遣アシスタントさん(一般労働者派遣)の場合、
派遣である目的や、仕事に対する意識など、価値観・考え方を見極めましょう。
なぜならば、不満を解消しないでいると
契約期間満了と共に、去ってしまうことがあるからです。
(派遣の契約期間が3ヶ月や6ヶ月と期限付きでも、通常は契約期間満了時に「更新」します。
中には、契約期間中に辞めてしまうスタッフもいます。)
再度スタッフを依頼し、一から仕事を教育する労力は大きく、
かつ、新規スタッフは慣れるまで仕事ができませんので
自身の業務効率化どころか逆効果です。
そのため、考え方を見極めて、後ろ向きの可能性がある場合は、
辞めないようにフォローが必要です。
原因が会社にない場合も、相談に乗る方がよいでしょう。
ただし、過剰に行うと、嫌われるので注意しましょう。
改善が見られない場合は、早期契約解除も検討に入れるべきでしょう。
確認点(一部)
<「派遣」である目的>
・勤務日程・時間、職場等が自分に合ってる、選べる。
・仕事内容が希望通り(自分で選べる)
・専門性・資格を活かせる。
・時給のいいバイト。
・嫌なことがあったらすぐ辞められる
・責任を持ちたくない(責任範囲が明確)
・就職活動をしたくなかった。
・就職できなかった。
・彼氏、結婚相手探し。
・正社員職が見つかるまでのつなぎ
・年齢に制限がない。
・目的なし。(例:たまたま登録したら派遣会社の営業に押されて断れなくて…)
<勤務時間>
・定時に帰りたい。
・残業、休日出勤して稼ぎたい。
・普段の残業は問題ないけど、用事があるときは帰りたい。
<仕事に対する姿勢>
・がんばる!
・適当でいいや。どうせ怒られるの私じゃないし。
<仕事量が少ない場合>
・やることなくてつまんない。これが続くなら辞めようかな。
・ラッキー。ずっとこれが続けばいいのに。
<仕事の内容>
・スキルがつく仕事だから続けたい。
・やりがいがあるし、楽しいから続けたい。
・やりがいとかあんまり関係ない。
・ずっといても何にもならないからそのうち辞めるつもり。
<契約期間>
・長期希望
・短期希望
・希望なし
価値観ではありませんが、以下も重要です。
<人間関係>
・社内に同性の友人が多いか
・親友はいるか
・部や課の人間関係
(普段の話し相手や、昼食時のグループ、飲みに行く相手雑談時に話題に上がる人などで判断)
本当は契約前に見極めるのが良いのですが、派遣の採用面接は違法ですので
勤務後のチェックになります。
(実際は「社内見学」などと、名前を変えて事前に会うケースが多い)
繰り返しになりますが、傾向が見られた方が、必要な人材であれば
逃がさないように必ず先手をうちましょう。
自分の作業効率化のためには、若干の腹黒さも必要というところでしょうか。
アシスタントさん④
平日深夜や休日に会社のPCからメールを送りましょう。
目的
遅くや休日に仕事をしていることについて
「がんばってるんだな」、「つらそうだな」と思わせることで
普通のアシスタントさんであれば、我々の時間を減らすよう
次からもっと仕事をがんばってくれます。
メール内容
内容は何でもいいのです。
例えば
・「疲れたー」
・「面白いサイト見つけた」としてURLを貼り付ける
・サラリーマン川柳
・面白いニュース、記事
・おいしい店の情報
・○○ランキング
・「翌営業日の仕事の依頼」
でも、最も効果的なのはやっぱりこれ
・仕事メールのCCに入れる
翌営業日に、
「遅くまで仕事してたんだね」とか
「つらそう、大丈夫?」
なんて言われたら、心の中でガッツポーズです。
*元々の関係が良好でないと意味はありません。
*心が冷たい方には効きません。