1984年 冬1984年1月。 まだ松飾もとれないころ。 私は生まれた。 両親、祖父母、6歳年上の兄。 それが当事の私の家族。 両親は共働きで、我が家は兼業農家。 祖父は時々、土木作業の仕事をしながら、農業をしていた。 祖母は私の世話をしながら、畑仕事や家事をしていた。 兄は小学生だった。 家族が6人だったころ。 それが、私にとって、一番幸せだった記憶かもしれない。 なんの混じりけも穢れももない、まっさらな幸せの記憶。