嘘つきな主人公はいつも。

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小説にコラボ。
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どうしよう...ココルの見てたらニヤニヤしてた...←


レビン「あ、あぁ...そうだな...もう、行っていいか?」

迷惑そうに周りの女子をあしらうれびんさん。
そんなときいいタイミングかどうかはさておきその横を鬱陶しそうに横切る雷。

雷「チッ...」
レビン「あ、雷。」

そう言ってレビンは女子を掻き分けて雷のところへ行き耳打ちをする。

レビン「丁度良かった、少し助けてくれないか。」
雷「あぁ。相変わらず大変そうだな。澪は?」
レビン「鼻血出したから保健室に行った。俺が止めてやろうとしたら...」
雷「あの塵の塊に捕まったのか。」
レビン「こら、そんなこと言うな。」

そう言ってレビンを取り囲んでいた女子の方に向き直し、一言。

レビン「御免、話しはしたいのは山々なんだけど、こいつに授業ノート貸さないといけないんだ。だからまた今度。」

そう言って爽やか笑顔を作るレビン!!
周りの女の子は雷を睨んでる!!
それに気づき中指を立てて睨み返す雷の頭を叩きその場を去った。

雷「頭を叩くことないだろ...。」
レビン「それはやりすぎだ。」

そう話しているとき、千佳の声が聞こえた。

千佳「うぅ...時間巻き戻らないかなぁ...」
鞘「無理よ。時間巻き戻しても形あるものは結局つぶれるのよ。」
チカ「でもダメなの~!!」

雷「...煩いな。」
レビン「どうしたんだ。暴れて花瓶でも割ったのか?」
チカ「違う!!私そんなことしないよ!」

そういった瞬間横切るジェルダが「嘘言うたらあかんわ。」と言った。

千佳「ちょっとジェルダぁ?!嘘じゃないよ!」
レビン「・・思ったより元気だな。」

雷「そうか、ならよかった。」

千佳「えぇ?!も、もっと心配して!!」


そういう千佳に「えぇ~・・・」と反応する雷。


レビン「まぁまぁ・・で、落ち込んでたように見えたがどうしたんだ?」


とりあえず話を聞くレビン。


千佳「うん、あのね・・・」


レビンの質問に朝あったことを話す千佳。


雷「・・・いいんじゃないか。壊れたぐらいでどうこう言うやつじゃないだろ?」

レビン「雷の言う通りだ。柊李に正直に言えばきっとまた買ってくれるんじゃないのか?」


千佳を慰めようとする二人。


千佳「でもね!あのヘアゴムは思い出の品なんだよ!?あのヘアゴムをもらった時のこと今でも覚えてるんだから・・・捨てたくないし・・・。」


雷「めんどくせ。」

ジェルダ「めんどくさ。」


乙女チカの言葉に五文字で返事をする非リアの二人。


レビン「お前らなぁ・・・たとえ思ってなくても言葉にするな。」

鞘「それもこの場で言っちゃダメなんじゃない?」


レビンの指摘にツッコミを入れる鞘。


千佳「とにかく!柊李に合わせる顔がないの。」


少し恥ずかしそうに言う千佳。

そんな時


澪「柊李の話してんの?あ、雷!!おはよ!!」

雷「煩いし抱き付いてくるな鬱陶しい。」


保健室から帰って来た澪が雷に抱き付く

雷は鬱陶しそう。


レビン「澪、鼻血止まったか?」

澪「おう、カリハが氷作ってくれたんだけど自分の体温で止まったみたいw」

レビン「そうか・・・ならよかった。」

雷「馬鹿だな。」

澪「なんだとー?!」


仲良く茶番をしている二人を笑う千佳と鞘とジェルダ。

ため息をついて頭を抱えるレビン。


千佳「澪鼻血だしてたの??w」

澪「そー。んで、保健室行ったら柊李とカリハがいてさ~。」

千佳「柊李元気だった?!」

澪「うん、元気だったぞ。ベッドから出ようとしてたし。」

千佳「良かった~じゃあ、これでお昼は一緒に食べれる・・・♡」


嬉しそうな顔をしていう千佳に「腹立つわ・・・・。」とつぶやく鞘。


そんなこんなで休み時間終了のチャイムが鳴り各自クラスへ帰った。





教室に戻ってから


務「弛音はいつもこの時間に登校しているのか。」

弛音「ん?おう。務はもうちょい早いよな。あの一年生と一緒に言っているか?」


弛音の質問にコクリと頷く務。


弛音「だとしたら何で廊下歩いていたんだ?」

務「今日は校門であいさつしていたんだ。」


その言葉に弛音の頭から「?」が飛んだ


弛音「俺らの方の校門には居なかったぞ?」

務「今日は逆側。明後日は弛音が登校する方の校門であいさつするぞ。」

弛音「まじ?その時飛びつくな!」

務「やめろ。お前結構結構なスピードで飛んでくるからな・・・。」


そう言っていると先生が教室に入ってきてそのまま一時間目が始まった。


弛音「ふぁぁ~・・・務、授業終わったら起こしてくれ。」

務「起きとけよ。」


務と弛音は席が近く前と後ろだ。

と、言うより弛音についている生活委員という感じだ。


弛音「んじゃ、頼んだぞ。」

務「はぁ・・・。」


そんなことも知らず弛音は呑気にその時間も寝ていた。


務「(櫻さん何の授業なんだろう・・・。)」


・・・ストーカー・・・?(((((





そんなこんなで授業も終わり休み時間


アクロ「お、また遅刻してんな~。」

カイン「・・・。」


二人が外を何か見慣れたかのように見ていると


弛音「どしたんだ??」

務「何かいるのか?」


廊下を歩いていた弛音と務。


アクロ「ほら、外。」


そう言ってアクロが窓から見える人を指さす。


務「・・・あぁ。」

弛音「澪じゃねぇか。」

カイン「あいつもあいつで常習犯だよな・・・。」

アクロ「何でかわからんけど目立たんよな。」


何故ならほかにもっとひどい奴がいるからだ。

この学校は問題児を抱えすぎだ。


櫻「あ、務くん。」

務「櫻さん。移動教室ですか?」

櫻「はい、生物実験室に行くんです。」


丁度移動教室である櫻と出会った。


アクロ「ん?年齢的に務の方が上やん。何でうちらにはタメ語やのにその子には敬語なん?」

カイン「委員会上の立場だろ・・・。」

弛音「そそ、櫻ちゃんは委員長だからな!」

アクロ「なるほ~。」


そうである!この先輩後輩逆なのめっちゃ好み!(((うるせ


櫻「では、私はこれで・・・務くんまたお昼休み!」

務「はい、授業頑張ってくださいね。」


そう言って櫻は生物実験室へと行った。

カイン「・・・にしても・・・。」

アクロ「最後まで口が緩んでたなぁ・・・。」

弛音「顔に出やすいなwww」


その三人の言葉にはっと我に返る務。

もうすでに遅し。


弛音「見た?あの子を見る目。完全にデレデレwwww」

アクロ「腹立つわ~ちょっと殴ったろか。」

カイン「それはただの暴力だ。」


完全に弛音とアクロにバカにされている。


務「!!ほ。ほら!弛音教室戻るぞ!!」


顔を真っ赤にしながら弛音の腕を引っ張って教室に戻る務。


弛音「ちょ!俺まだ話したい!」

アクロ「ばいばーいw」

カイン「俺らも次の授業の用意しないとな。」


そう言ってカインとアクロも教室に戻った。





そして澪たちは・・・・



レビン「・・・。」


今日は朝から澪を見なくレビンはそわそわしていた。


レビン「(今日は少し寝坊してしまったから電話できなかったんだよな・・・。)」


そんなことを考えながら二時間目の準備をしていると


ガラガラッ


澪「レビンおはよ!」


澪がぜぇぜぇ言いながら教室に入ってきた。


澪「寝坊しちゃった!仕事から帰ってきた姉貴に起こされてさ!!」

レビン「すまないな、今日は電話できなくて・・・。」

澪「いいって!そんなことより今日昼飯どこで食べよっか!外も気持ちよさそうだし、中で食うのもいいだろうなぁ~。あ、今日雷はちゃんと来たかな?!」

レビン「一気にいろんなことを話すな・・・それと、今日は雷ちゃんと来ていたぞ。一時間目から授業受けてたらしいし。」


翡翠「そうですか、雷さんは一時間目から授業を受けているのですか。感心です。」


そんな他愛のない話を聞いていたらしく翡翠が口を開く。


翡翠「ですが、澪さん・・・もう少し早めに来てくださいね?貴方も貴方で遅刻の回数がおかしすぎます。今月に入ってもう8回目じゃないですか。」


多いなお前、


澪「ごめんごめん、どーも朝は苦手で・・・」


そう言ってごまかす澪。


翡翠「・・・本当に気を付けてくださいね?」

澪「はーい。」

翡翠「あと、授業中に睡眠をとらないで勉強してくださいね。」

澪「う゛・・・は、はい・・・。」

レビン「(よくみているな・・・。)」


そうしみじみ思うレビンであった。



雷「・・・はぁ。」


ジェルダの振り落した竹刀を雷は木刀で防いだ。


ジェルダ「男と女の力の差を見せたるわ!」


そう言ってジェルダは力を加えた。


雷「そこらへんの女と一緒にしてもらいたくないものだな。」


そう言って雷はあいている足でジェルダをこかした。


ジェルダ「がっ!?」


ジェルダがこけている間に雷は屋上の柵の上に上がるがサリアがそれを制御する。


雷「っ!?」

サリア「あーら。考えが甘いわよ??」


そう言ってサリアは雷を地面に叩きつけて身動きできないようにする。


サリア「さて・・・あなたは翡翠さんのところに連れて行かないとね?」

雷「・・・ふざけるな、あんな奴会いたくもない。」


そう言って雷は自身の体から電気を発する。


サリア「くっ!」


サリアは感電して動けなくなる。


ジェルダ「サリアさん!大丈夫か?!」

サリア「あたしよりあいつ・・・」


そう言われてジェルダは雷を見るともうすでに雷は柵の上にいた。


ジェルダ「下りてこい!」

雷「・・・じゃあな。」



そう言って雷は屋上の柵から飛び降りた。












雷「・・・はぁ。」


降りてから校門の前に行くと晴が待っていた。


晴「あ!雷!!遅かったね何してたの??」

雷「・・・さぁな。」

晴「あれでしょ、生徒会でしょ!」


晴を無視して雷は先に歩く。


晴「あ、待ってよ!!あのね聞いて!今日ね、友達ができたんだ!!年下なんだけどね、僕よりしっかりしてるんだ~!」

雷「そうか、それは良かったな。」

晴「えへへ、雷は何かいいことあった?」

雷「・・・昼飯を食べるときレビンと澪に加えてチカたちと食べた。」


そうボソッとつぶやくと晴は羨ましそうな顔をして


晴「いいなぁ~僕も今日行けばよかったなぁ~・・・」


そう言って晴は残念そうな顔をしていた。


夕焼けが綺麗だね。そういった可愛い顔が赤く染まる。

今日の疲れが吹っ飛んだ気がした。


そんな帰り道だった。