自転車のマナー

 

まずは、この看板を見てもらいたい。

 

看板

 

こういう看板が立てられているが、

 

歩行者は目に入るものの、

 

自転車を運転している者は見ない(見えない)と思うし、

 

左側通行を守っている自転車って、

 

それほどないように感じる。

 

実は、自転車の右側通行って、立派な交通違反である。

 

コロナ禍によって、散歩をよくするようになってから、

 

自転車のマナーの酷さによく目にするようになったし、

 

実際、散歩で歩道を歩いていると、

 

ものすごいスピードで自転車が横を駆け抜けていったり、

 

後ろからベルを鳴らして、どけっ!みたいな自転車も多い。

 

また、気をつけないといけない点としては、

 

電動モーター付きの自転車も多くなり、

 

つまり、車体が重くなっているので、

 

人と衝突すれば、大けがするほか、死亡事故すら発生している。

 

ちなみに、自転車で禁止される事項は、以下のとおりだが、

 

果たして、自転車を運転している者は承知しているのだろうかはてなマーク

 

1.信号無視
2.通行禁止違反
3.歩行者専用道での徐行違反等
4.通行区分違反
5.路側帯の歩行者妨害
6.遮断機が下りた踏み切りへの進入
7.交差点での優先道路通行車妨害等
8.交差点での右折車妨害等
9.環状交差点での安全進行義務違反等
10.一時停止違反
11.歩道での歩行者妨害
12.ブレーキのない自転車運転
13.酒酔い運転
14.安全運転義務違反

 

 

 

 

 

  取り締まり

 

 

漸くだが、警察も、自転車の悪質な運転を問題視し、

 

取り締まりを強化しているようで、

 

統計上、確かに検挙数は年々増えている。

 

取り締まり状況

 

平成27年(2015年)以降から、検挙数が一気に増えている。

 

これは、同年6月1日の道路交通法の一部改正によって、

 

それ以前において、自転車の交通違反は赤切符、

 

つまり、刑事罰となるので、略式裁判をやることとなり、

 

警察も検挙するにも手続き、準備が必要であることから、

 

慎重にならざるを得なかったため、検挙数は少なかった。

 

それが赤切符から青切符に移行され、つまり、行政罰の反則金となり、

 

取り締まりのハードルが下がったことから、検挙数が増えてきている。

 

上記の1~14の違反は、青切符の対象となるのだが、

 

統計をみても、まだまだ検挙数は少ないと思うし、

 

危険な運転をする自転車を、本当によく見かけるものの、

 

身近で取り締まっている現場を目撃したことはない。

 

まだまだ、取り締まりの強化は必要なのだと思う。

 

 

 

 

 

  インフラ整備

 

自転車のマナーの改善のためには、

 

まず、自転車を運転している者が交通規範を守れるよう、

 

適当な手段での周知、広報や、それと同時に取り締まり強化が必要だろう。

 

しかしながら、広報強化、自転車の交通違反等を取り締まっても、

 

限界はあるように思う。

 

というのは、自転車を運転する側からみれば、

 

車道を走るのは、自動車とは走るスピードが違うし、

 

結構危ないと感じている方も多いだろう。

 

実際、私が車を運転しているとき、

 

車道は走っている自転車は、後ろから車が来ることは分からないし、

 

自転車にバックミラーなんて付いてない。

 

しかも、車はEVでエンジン音もしないことがあるので、

 

ますます気づくのが難しいだろう。

 

こうした恐怖感等から、歩道を走りたくなる気持ちもよく分かる。

 

参考になる例としては、やはり欧州などの海外。

 

特に、自転車をよく利用するオランダなどでは、

 

自転車専用道路や信号まである。

 

自転車専用レーン

 

ここまでインフラ整備すれば、

 

車、歩行者、自転車も安心できると感じられる。

 

ただ、日本は国土が狭いので、

 

これから、道路幅を広くするにも、

 

家の立ち退き、用地買収も必要となり、

 

そう簡単ではない。

 

また、最近では、キックボードなど、新しい乗り物も出てきており、

 

ますます複雑になっているが、

 

いずれにしても、現在の自転車の立ち位置、ポジションは、

 

中途半端であり、これが、いろいろな危険性を助長しており、

 

そろそろ見直す時期に来ているのではないだろうか。

 

国、政治家には、なるべく早く、取り組んでほしいと思う。

 

 

 

 

 

ゴールデンウィーク中は、交通事故が増えるので、

 

皆様には、くれぐれも事故に遭われないよう、

 

お気を付けください。

 

私も事故をせず、安全な運転などを心がけようと思います。