今日で、私が産まれてから半世紀が経ったことになる。

 

早いようで、長かった気もする。

 

思えば、これまで

 

無我夢中でガムシャラに生きていて、

 

周りをあまり気にする余裕がなかったように思う。

 

仕事の出世欲は、たぶん人並み以上にあったと思うし、

 

実際、仕事中心の生活で、

 

それが当たり前のことだと思っていた。

 

 

 

 

 

つい最近、

 

私と歳の近い、会社の知り合いが突然亡くなった。

 

彼は、ギラギラするほど出世欲が非常に強く、

 

たぶん、仕事中心主義だったのではないかと思うくらい、

 

野心的かつ貪欲で、常にギラギラした印象だった。

 

また、着実にステップアップしていて、

 

その先が見える位置まで来ていたように思う。

 

それなのに、あまりにも呆気なく、この世を去ってしまった。

 

果たして、彼の人生は、幸せだったのだろうか。

 

聞くことは叶わないが、

 

彼は、自分の人生をどのように感じたのだろう。

 

 

 

 

 

私も、おそらく、今の病気にならなければ、

 

亡くなられた知り合いのような跡を辿ったのかもしれない。

 

幸いにも、私の場合、かかっている病気により、

 

仕事よりも家族を第一に考えるようになった。

 

一方、会社は、私の身体に配慮してくれており、

 

これまで受けた恩義もいろいろとある。

 

会社としては、今は治療に専念して、

 

いずれ、また私の完全復帰を期待しているようではある。

 

昔の私であれば、

 

すぐに仕事中心になったのであろうが、

 

今は、ちょっと、そうでもない。

 

 

 

 

 

家族第一ではあるが、会社にも恩義があって、

 

また、仕事が嫌いというわけでもない。

 

さぁ、どうしたものか。

 

たぶん、

 

これから自分が進むべき道というのは、

 

若いときと違って、

 

そう長い道ではない。

 

だから、これまでのように

 

ガムシャラということではなく、

 

慎重に一歩一歩、確認しながらやっていくのだと思うが、

 

どのようにバランスをとっていくか。

 

このバランスのとり方がなかなか難しいように思う。

 

ここら辺のバランス感覚は、

 

まだ治療も継続中ということもあり、

 

正直、今はまだ、よく分からない。

 

いろいろやりながら、適宜調整していくことにはなるのだろう。

 

 

 

 

 

さてさて、

 

難しいことはさておき、

 

妻が私の誕生日のために買ってきてくれた

 

美味しいレアチーズケーキを堪能しよう。

 

そして、今日まで私を支えてきてくれた

 

両親、家族、友人、会社の同僚・後輩、

 

同じ尿路上皮がんの治療で頑張られている

 

ここのブログの方々に心から感謝ですデレデレ