嵐のような子
頭から
爪先まで
重なる部分は
見つからない
嵐のような我が息子
紛れもなく
生み出した命
思い出そうと
する度に
薄れ逝く
小さな面影
抱き締めた
温もりは
あまりに儚い
写真に残る笑顔達
細やかな歴史
ひとつひとつを
大切にしてても
過ぎてしまえば
後悔しか
すくえない
親になるという事は
覚悟がいる
単なる
愛の証でなく
ただ
名前を
残したいからでなく
何かの
間違いでもなく
覚悟がいる
寛大であれ
捨て身であれ
清くあれ
強くあれ
ひたすらに
自分を戒める
後悔に
苛まれることなく
自らを
戒めて生きるしかない
命を生み
育てるとは
何より
重いこと
生み出した
小さな命達の
魂を担って
明日も
生きてゆく

