ずっと昔
最後にすれ違ったあの時のように
一言もないまま、ただ背中を向けた

あの頃の姿のままで、歩いてゆく
誰かの呼びかけに、笑顔を向ける

けれど、決して振り返ることはなかった


そんな夢を見た。

お互い声もかけず、それが最後になるとは
あの時は思わなかったのだろう。

久しぶりのこの感覚。

手を伸ばしてはいけない。

希望を持ってはいけない。

偶然を必然と感じてはいけない。

ただすれ違って去っていくのだと
その運命に抗ってはいけないのだと
強く自分に言い聞かせよう。

ただ時が過ぎ、何事もなかったかのように
ただ静かに、消えてゆくまで。
この瞬間は、今まさにこの瞬間ではなく
既に過ぎている。

決して遡れない時を
誰もが経験していく。

どんなにツライことが起きようとも
前を向いて生きている子供たちがそこにいる。

この指で触れたその子供たちに。
耳に残る子供たちの声に。

また会う日のために。
また必ず会う日のために。

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