パトラッシュ、ぼくはもうつかれたよ…。
私はまだまだ疲れてないもん。ガシガシ旅行続けるわよ!
二日目はアントワープへ。
ブリュッセルから40分で、このオランダ国境近くの町に着きます。
まずはルーベンスの家へ。
住居兼アトリエの瀟洒な邸宅です。
数多くの報われなかった芸術家と違い、彼は生前から名声もあり、
しかも外交官だったそうで、素敵な家に住めたもよう。
ルーベンスは大作が多く、アトリエもとても広いです。
天井も高くて、2階部分まで吹き抜け。
柱廊を通り抜けると庭で、それほど大きくはないけれど、藤棚(ぶどう棚?)もあったりで、
ルーベンスの家を後にして、歩いていると、市場に出くわしました。
そこで売っていたものは、
鳥。
鳩、アヒル、にわとり。
生きている鳥です。
鳩は、伝書鳩かなぁ。
アヒルは、庭の池で飼うかなぁ。
にわとりは、食べるかなぁ。
にわとり、家庭でさばくのかしら。
そのくせ魚の目がコワイとか言ってるのよ、きっと。
(ドイツで売ってるにしんの燻製は目玉がくりぬいてありました)
このアントワープの一番の目玉はノートルダム大寺院。
ネロがどうしてもどうしても見たかった、ルーベンスが飾られています。
昔は銀貨を払った人だけが、この絵を見ることができたそうです。
貧しいネロには絵を見るための銀貨などない。明日の食事さえ、
どうなるかわからないのに。
現在の私たちは2ユーロで見られます。
「キリストの昇架」「キリストの降架」「マリア被昇天」
ネロの時代でもマリアのみはお金がなくても見られたそうです。
アントワープの美術館もルーベンスコレクションで有名で、レンブラントも所蔵。
ルーベンスの絵だけの部屋もあり、
どれもがサイズが大きいので見るのに時間がかかります。
部屋の真ん中にソファがあって、座りながら、心ゆくまで鑑賞できる。
というのがふつうの美術館です。
それなのに。
部屋の真ん中には現代美術作品が。
汚いマットレス、ワイヤーくしゃくしゃになったもの、ビデオ映像、光線…。
現代美術は苦手。
何を表現したいのか、すぐに理解できないから。
私に訴えかけてきてはくれない。
美術館は何を思って、古典作品の部屋の真ん中に現代美術を配置してるのか。
特別展だろうけど、これはかなり、嫌なんだけど。
現代美術に別れを告げて、
本日一番のハイライト、ホーボーケン!って何?
ホーボーケンはなんと、ネロが住んでいた町なんですね。
もちろんお話はフィクションなので、設定から想像するだけですが。
トラムに揺られて30分。
人通りのない、静かな日曜日の町に着きました。
今はもちろん、田園風景も、原っぱもないふつうの町ですが、
ネロとパトラッシュは毎日ここから、アントワープまで牛乳を売りに行っていた
ということになっています。
トラムでも30分かかる距離を、歩いて、パトラッシュは荷馬車を引いて。(ノω・、)
この町のインフォメーションセンターの前にはネロとパトラッシュの像が!
パトラッシュけっこう小さいです。
ところで、
この地域はオランダ語圏。
ベルギーの公用語はあとフランス語とドイツ語です。
インフォメーションの会館案内はオランダ語と日本語でした。
公用語も英語もなくて日本語。
日曜日なので閉まってましたが、ここを訪れる観光客は
日本人100%であろうことが容易に想像されます。
おそるべし日本人。
銅像を立てさせ、インフォメーションまで開館させた。
通りすがりの人に「あ、また日本人」みたいな顔で見られました。
とりあえず銅像の写真だけ撮って、逃げるように退散。


















