「数学のノーベル賞」と称されるフィールズ賞を女性で初めて受賞したイラン出身の数学者、マリアム・ミルザハニさんが15日、米国内の病院で死去しました。40歳。ミルザハニさんはがんを患っていたそうです。
ミルザハニさんの訃報は、友人で米航空宇宙局(NASA)の太陽光システム探査の元ディレクター、フィルーズ・ナデリ氏がインスタグラムで明らかにしました。
イランメディアによると、米スタンフォード大学教授のミルザハニさんは4年前からがんの治療を受けていましたが、がんは脊髄に転移していたそうです。
ミルザハニさんは1977年、イランの首都テヘラン生まれ。育ったのもテヘランで、当初の夢は作家になることでしたが、高校に入学する頃には数学に親近感を覚えるようになり進路を変更。2008年にスタンフォード大教授に就任し、2014年に国際数学者会議からフィールズ賞を授与されました。
ミルザハニさんには同じスタンフォード大の数学者である夫と幼い娘がいるということです。
哀悼の意を表し、お悔やみ申し上げます。
フィールズ賞を受賞した時は既に癌を患っていたのですね。。。
http://ameblo.jp/liebeballack/entry-11909438525.html
イラン系アメリカ人科学者のフィルー・ナデリ氏も自身のInstagramで、「今日、一つの灯が消えた。それは私の心は壊した…あまりにも早すぎる死だ」と、その死を悼んだそうです。
また、ナデリ氏は数式とコラージュされたミルザハニさんの写真を投稿。天才数学者の半生を描いた名作映画の題名とかけて『A beautiful mind.』とコメントしたということです。