どこかの町の裏通りにひっそりと建つ中華料理店、薬菜飯店。
この店を訪れた人間は、世にもおぞましい方法で次々と健康になってしまうのだった。
グロテスクかつ下品、妙に旨そうでやけに爽快感のある作品。
筒井康隆の作品は粘着質でヒステリックで汚い描写が多いので、生理的に受け付けない人も多いと思うのですが、この作品も例に漏れず。
でも面白いです。
特に代表作という訳でもないのですが、筒井康隆的な要素と面白さが詰まっているように思うので、筒井康隆が好きかどうかの試金石にいかがでしょうか。
ちなみに「ジョジョの奇妙な冒険」第4部のスタンド、パール・ジャムの元ネタでもあります。
ジョジョ好きの方もぜひ。
ジョジョの奇妙な冒険 (33) (ジャンプ・コミックス)/荒木 飛呂彦
￥410
Amazon.co.jp