上の代表作品「頭山」で多くの賞を受賞し、その後も積極的に海外の映画祭に出品、そして快挙を上げ続けるアニメーション作家「山村浩二」。
この人の作品を私が初めて知ったのは、「パクシ」というクレイアニメがNHKで放送されていた頃。
当時私はまだ小学生でしたが、この番組のパクシのコーナーをいつも楽しみにしていました。愛嬌を持ちつつも、どこか不自然な挙動で見開いた目のキャラクターに怖さを感じていたのをなんとなく覚えています。
私が山村浩二の作品と再会したときには、彼は既に大物作家になっていて想像もできない程表現の幅を広げていました。
衝撃的だったのは「田舎医者」。遠近法やデッサンがとにかく狂っていて、画風も絵の移り変わりも音も非常に不安定で、見ていてドキドキします。この人は世界が一体どんな風に見えているのかと心配になります。
動画サイトで探せば視聴可能なんですが、低画質の小さな窓では絵の動きの細かさがよくわからないので、DVDでの視聴がお勧め。
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